2013年09月05日

陶芸メルマガ200号


今日配信される号で200号になります。
ここまで続くとは思っていませんでした。感無量です。

また300号目指してがんばりたいと思います。

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2013年09月02日

陶画糊の思い出



ラテックスとか、マスキングなんちゃら、とか洒落た名前で呼ばれることもあるのですが、中身はいっしょみたいです。というかアンモニア臭がするのであれば、間違いなくいっしょです。

 


★陶産地では「ゴムのり」と、実もフタもない呼ばれかたをされていたりもします。

どれが正しい呼び方かというと、陶芸の世界では陶画糊などでしょうが、工業の世界では、「ラテックス」のようですね。様々な用途に使用されています。

「ラテックスゴム」とは、ゴムの木から採取した樹液を精製してゴム分60%・水分40%の状態にし、ゴム分子を活性維持させるためアンモニアを加えた溶液のことをいいます。

要するに、防腐と固まりにくくするためにアンモニアをいれている液体ゴムはラテックスというようですね。それ以外は固めた状態で輸入しているようです。


★その液体のラテックス、黒いドラム缶に詰められて海を渡ってきます。

天然ゴムの生産地域は、東南アジア、アフリカ、中南米など赤道を挟んで南・北緯15度圏を中心とする高温多湿な地域です。

主要な生産国は、タイ、インドネシア、マレーシアの3ヶ国で世界の生産量の約75%を占めています。

日本はタイからの輸入量が総輸入量の約8割を占めているそうです。またインドネシア、マレーシアの三カ国でほぼ100%近くに達しているようですね。


★かつて陶磁器絵具店に隠密裏に働いていたとき、陶画糊の瓶詰めをしました。

ある日、店にドラム缶が届きました。

なんで陶磁器絵具店にドラム缶が・・・? と思っていると、

「さ、イノウエくん、詰め替えるで。」

「これ、何ですか?」

「陶画糊やて。」

思わず眩暈をおぼえます。
フタを開けると確かに、ぷ〜んとアンモニア臭がします。

ドラム缶を傾けるラックを使いながら、あちこちゴム液を服に散らせて半日がかりでポリタンク十数個(うろ覚え、数個かも)に分けました。

それから、陶画糊はなぜかお店の二階で消費されたキリンビールの小瓶に小分けされて、(たまにバドワイザーの瓶になる)ラベルを貼られ、コルク栓をして売られています。

コルク栓をするあたり、かなりワイナリーな雰囲気が漂ったり・・・・・・・・は、しませんでした。


★先ほど、絵具屋さんに電話して聞いてみました。

おおよそ、店だしは1年間に1〜1.5缶というところらしいです。
つまり、かつてのわたしは、陶芸の世界の一年分をさばいたということになります。思い出しても、あんなに一年で消費されるなんて驚きます。

もちろん、ほかの商社系の陶芸材料屋さんが、独自にラテックスを小分けして販売しているかもしれませんが、それでも同じぐらいでしょう。

つまり、わたしの予想では、一年間に日本の陶芸で消費されるラテックスは、たったドラム缶2本分ぐらいではないでしょうか。

天然ゴムのほとんどはタイヤ・チューブになるそうですから、ドラム缶2本がいかに微々たるものか分かっていただけるでしょうか。

というか、最初に陶芸の世界で使った人は誰でしょう?


★陶画糊の使い方ですが、このゴム液は空気に触れると固まっていきます。

そのため、筆が一本だと、すぐにだめになってしまいます。二本の筆で交代に使用するといいと思います。

陶画糊は水性ですから、筆は水で洗えます。それだけだとまだ足りませんので、水に洗剤を溶かしてください。容器に、水と洗濯洗剤を少々いれて、使わないほうの筆を漬けておきます。

陶画糊はいろいろな面に塗ることができます。しかし、あまり表面の凹凸が細かい場合、完全には取れなくなりますので注意してください。

基本的には釉薬を塗った上に、という使い方がいいと思います。素焼きの素地に直接塗る場合は、細かい土や磁器の場合だけにしたほうがいいでしょう。


★塗るというより、液をおいていくという感覚で使用してください。

ある程度乾いて(それでも表面はベトつく)から、次の釉薬なり、絵付けなりをしていきます。撥水の役目を終えたら、ゴムの膜を針状のものでひっかけてめくり、はがしていきます。

ちなみにわたしは、このはがすのが非常に好きな作業です。

はがし忘れると、窯の中で燃えるときに釉薬の膜を巻き添えにして、非常にきたなく焼きあがります。これはかなりションボリしてしまいます。お気をつけください。(経験者)

陶画糊は瀬戸の梶田さんでどうぞ。  http://kajita-enogu.com/




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posted by inoueseiji at 18:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中