わたしはむかしガス炉メーカーに勤めて窯造りをしていましたが、初めて窯場に入った学生の時の気持ちをいまでも覚えています。
ガスで火をガンガン焚いているし、みたこともないガス炉が複数並んでいるし、同期は学生時代に窯場が炎に包まれたという話を面白可笑しくするし。
本当に怖かったです。
怖くなくなるためには、慣れることよりも、正しい知識を持つことが最も重要です。
電気、ガス、液体燃料、本来ならば、それらを取り扱ったり工事したりするのには資格や免許が必要なこともあるのです。
窯場に在庫を山のように積んで、何度もこちらが指摘していたのに火事を起こしたところ、屋根を吹っ飛ばした人、扉をあけるのはよくないですよ、と指導したのを聞いてくれず、扉を開け続けて焙りをし、洗濯物に引火して火事になった人。
すべてプロです。
慣れで行うとこういう危険があります。
このことを記憶していただくために、あえて嫌な言い方をします。
なんでも知っていると思っているのは三流です。
知らないことを知らないと公言できるのがプロです。
思い込みで操作したり修理したりしないようにしてください。
posted by inoueseiji at 10:20
|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
イノウエセイジの頭の中