2019年11月26日

わたしのオススメYouTubeチャンネルはこちら!


ご本人とも連絡を取り、動画も一通り拝見させていただき、そろそろ紹介動画でもと思っていたら橋本さんに先に言われてしまいました(笑)。

kawasemi.co
川瀬隆一郎さん


動画で発信するよりも前から、インスタではたくさんアップされていたようです。
長崎の陶芸家で、茶陶で井戸茶碗をよくされているようです。
土も釉薬も自身で作り、その難しい土でのロクロ挽きは、わずかな経験しかないわたしが一緒に息をとめて見入ってしまいます。

驚くべきは毎日アップされていること。
そしてそれを週末に一本、解説を入れてアップされているのですが、釉薬の話など、よくそこまでオープンにされるなぁと感心してしまうほどです。

はっきり言って初心者には良さが分からないかもしれません。
それでも日々のロクロ挽きを観ていれば、そのリズムや呼吸が自分のものにできると思います。

もし一度でも自分で土を採取して製土したことがある方なら、ロクロ挽きや削りがまた違った意味で面白く観れるのは間違いありません。

チャンネル登録よろしくお願いします!




posted by inoueseiji at 16:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年11月25日

ロクロの回転方向の話だったかなぁ?


先日YouTubeのわたしのチャンネルでのアンケートにお答えくださったみなさん、誠にありがとうございました。

結果は現在、このような感じです。
作るときに右回転の方は85パーセント。

これは思っていたよりも多い気がしました。

これはわたしの勝手な想像ですが、学校教育として陶芸が教えられるようになり、徐々に右回転が多くなっていったのではないかと想像します。

もちろん、右手で道具を持つ場合、自然と右回転になるような作り方(たたき技法など)もあるでしょうし、手ロクロでろくろぼせ(回すための棒)を使う際も自然と右回転になるかと思います。これは右手で持った棒をどちらに回すのがやりやすいかを想像していただければ納得できることだろうと考えます。

スクリーンショット (78).png


こうして長い時間を経て、日本のロクロは右回転が主流になったのでしょうし、そもそも右回転が多かったと思います。
産地でも右左が混在しているところ、親子で違う窯元、それぞれ確認していますが、それはやはり学校や訓練校などの影響を無視することはできません。

そのルーツは?と考えてみれば、ロクロの歴史では納得する資料を得られず、ふと思い立って車、車輪の歴史をしらべていくことで自分なりに納得することはできましたが、どこをどう伝えればよいか収拾がつかなくなり、支離滅裂な動画になってしまったようです。

これまであえて歴史には触れないようにしてきました。それは解釈の仕方や資料が膨大であり、そもそも専門外のことであるからですが、道具の歴史程度なら案外と楽しんでもらえる方もいるようです。

ご意見などをいただけると幸いです。

posted by inoueseiji at 07:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年11月18日

スカーレットのための豆知識 その2

いよいよヒロインは信楽でやきものの世界に入りましたね。
いや〜よかった、よかった。

絵付けの仕事をする決意を固め、あっという間に三年経ったというところ。

それにしても、わたしには知らないことがたくさんあって、このドラマをヒントにいろいろなことが分かったり、個人的には毎日面白く視聴しています。

岡本太郎さんがモデルのジョージ富士川は西川さんが演じていますが、実際に岡本太郎さんは信楽の製陶所と仕事をしていたそうですね。

有名な「座ることを拒否する椅子」はどうも信楽で作られていたようです。


わたしは絵付けの修業をしたことはもちろんありません。

しかし、訓練校で製造科のとなりの校舎にはデザイン科があり、こちらが一年ロクロや鋳込みに没頭しているときに、ひたすら絵付けをしていました。それでも、わたしたち製造科のロクロがそうであったように、学生の絵付けが「仕事になる」レベルになるには長い期間の訓練が必要でした。

コツコツ。

地道な訓練なんて、アートな世界を志す人には嫌なことかもしれませんが、それは絶対に必要なことだと思います。

こんなちゃらんぽらんなオジサンにも、毎日毎日デッサンをしていた時期もありましたし、休み時間にひたすら(三日ぐらいだったかも)溶接・溶断の練習をしたこともあったようです。

自分の上達を楽しむ気持ち、いつかこの時代をネタにしてやろうという面白がり方、そういうものに支えられていくしかないのではないでしょうか。

ただものを右から左へ売っているようなネットの販売サイトはさておき、梶田絵具店の梶田さんも仕事のための資格取得の勉強や、新たな業者を探したり、これまでのものをテストピースに起こすことを日々行っています。

ねんどやさんの山内陶料さんも、年々変化する原料から安定した製品を供給するために、さまざまなテストを行い、釉薬との相性など、われわれ以上に厳しい目で製品を開発しているのです。

そんなことを思いつつ、これからの放送を楽しんでいきたいと思います。



posted by inoueseiji at 10:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年11月13日

ロクロの回転方向は?

先日、友人の吉田さんにとある作家さんの動画をおしえていただきました。
それはまたキチンと紹介したいと思いますが、それらの動画を観ていて思ったのが、みなさんのロクロはどっち回転だろう?という疑問。

わたしは大学でかじった時には、教育大のおじいちゃん先生から左回転で習い、その後、瀬戸の訓練校で右回転に矯正されました。
みなさんはいかがでしょうか?

アンケートはわたしのYouTubeチャンネルです。
↓ ↓ ↓
posted by inoueseiji at 12:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年11月08日

タタラは踏まないで切りましょう!

ふと考えるとタタラの動画を作っていないことに気が付きました。

織部の作品を作っていた頃にはよくタタラ仕事をしていたものです。
また一時期製陶所でアルバイトをしていた時もタタラの七寸皿を毎日80枚とか作っていたこともあります。

ロクロも楽しいですが、タタラがある程度作れるようになると作品の幅も広がりますよね。

ということで、どこまで参考になるのかわかりませんが、わたしなりの基本的なやり方を動画にしてみました。

もっとこうしろ、ああしろ、あの棒の名前はコレコレだ、そんなご意見お寄せください。

posted by inoueseiji at 18:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年11月05日

テストは嫌いですよねぇ〜。

今年も福岡マラソンの季節になり、二度目のわたしはちょっと緊張モードになっています。

今回の記事は、先日お客さまにもさせていただいた、ちょっとしたアドバイスの話です。

陶芸をやっていくうちに、いつか大きな壺やお皿を作りたいという願望を持つことはとてもいいことだと思います。
作りたい作品のイメージや目的があることで、本来なら技術や知識は向上するからです。

しかし、よくよくお話を聞いてみると、陶芸教室には長く通っていたけれど、成形と絵付けをしただけで、乾燥や素焼き、釉掛けや窯詰めの経験が全くなかったという方も多く、中には陶芸教室で出来たものはすべて自分の能力によるものであり、一人になっても簡単にまた再現することができる、と勘違いされている方も時々いらっしゃいます。

実は陶芸教室で、生徒がいない間に講師がおこなっていたことこそ、本来身につけるべき、やきものの技術と知識です。

繰り返しますが目的があることはいいことです。
しかし、そこへ向けての段階的なアプローチや、試験的な作陶を嫌がる人がとても多いのは残念でなりません。



いくつか例を出してみましょう。

マラソンのトレーニングで、わたしはスロージョギングを今回取り入れました。隣の人とおしゃべりしながら走れるペースで距離を稼ぐのです。そうすることで、身体には様々な変化が起きて、翌日に筋肉痛になることもなく、ペースもじりじりと上昇するのです。あなたが仮にフルマラソンを4時間で完走したいという明確な目標があるとして、いきなりサブ4ペースで走る練習をするでしょうか?


次に大きな立体の作品、彫刻などを作ることを考えてみましょう。

まずスケッチをたくさんして、次にマケットという小さな模型をいくつも作ります。それによって、様々なバランスを確認して、徐々に大きな習作や作品としていくのです。

有名な彫刻、ロダンの「考える人」を例にすれば、あのポーズは不自然で右手も大き過ぎますが、わたしたちにはとても自然に見えています。

「考える人」は地獄の門という彫刻群の一部ですが、たくさんの習作が残っています。もし、まったく正確な人体のバランスで「考える人」を制作して地獄の門の上に置いたら、貧相に見えてしまし、ロダンが表現しようとしたダンテの世界観は台無しになってしまうのではないでしょうか?


RIMG0036.JPG



またまた嫌なことを書いているなぁと思っています(笑)。

しかし、事実です。



マグカップの取っ手の話と同じです。
作品にトラブルが起きる場合、どうすればいいのか。

まずは、キレや割れがおきないような技術と知識を身につけるという道があります。
もう一つは、素焼きしたものを修正するパテや特殊な接着剤をさがして入手するという道です。


ただし、どちらの道も基準は窯と焼成に置いておかなければなりません。




posted by inoueseiji at 09:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中