2019年12月28日

脱初心者のためのゼーゲル式動画!



自分のことを棚上げして偉そうな発信をいっぱいしているイノウエです。

今回のお話も、わたしがするようなことではないかもしれませんが、釉調合をがんばっていくと避けては通れないゼーゲル式を、このわたしがどう理解したのかという話を元に、次の方への応援になればと考えてアップしました。

粘土細工も楽しいですが、蓋物なんかも出来るようになった方々は是非、釉薬への意識を高めてもらいたいと思います。

ゼーゲル式にも限界はあります。
温度や色見のこと、粒の大きさなどは考えられていません。
しかし、だから化学式なんてダメだと敬遠するのはもっとダメだとも思います。

今ではパソコンや試験場のサイトで簡単に計算してくれます。
だったら利用しない手はないのではないでしょうか。

こういうことをやっていると釉薬屋さんの凄さがよくわかります。
粘土屋さんもそうです。
不安定な原料を使用して、おびただしい数のテストピースを焼成して製品化しているのです。

ゼーゲル式や化学記号であれば、言葉が通じなくてもやりとりができる部分もありますよね。

今まで使用していた釉薬をサイトでゼーゲル式として把握して、釉薬屋さんの透明釉と一緒に窯で焼成し、それぞれの熔け具合を比較してみるなんて所からでも意識は大きく変わるのではないでしょうか。

釉薬のバケツにゼーゲル式を書いておくのもカッチョイイかもしれませんね。

posted by inoueseiji at 10:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年12月26日

陶芸オヤジの話は長いゾ

※話は相変わらず長いので音声入力して編集してみました!




先日ですねかなり長い動画を出しましたが、結果としてはあれぐらい長い話をしても良かったなと思っています。


どうしても陶磁器製造というのは工程が長いし、多い。それから、なかなか数値化できない部分もあるということで、その前後の作業との兼ね合いを説明した方がいいのかなという思いがあったので。まぁ実際は1時間近く話してるんですがちょっと編集したりして40分ちょっとのものになりましたね。


電動ロクロの説明の動画であるとか、菊練りの方法などを、これまでも動画で紹介しています。


しかし、やはり技術というものは、そんなに短い動画では説明ができないと思ってましたし、その考えで長めの動画を数本あげて見た人はうまくいっているようなので、求める人によっては、しっかりと長い時間の動画があってもいいのかなと思いました。


もちろん、わかりやすさっていうのは非常に重要で、あまりにも文章が多いホームページとかですね、ブログは敬遠されるっていうのは友人からも指摘はされてるんですが。


分かりやすさだけで進んでしまうと、じつは納得してないのに何かを購入してしまうとか、本来やらないほうがいいことに時間を費やしてしまうようなことにもなるので、文章や動画の長さというのは、もう一つのフィルターかなと思います。


文章を読むのはもうめんどくさいとか、長い動画を見るのはもう面倒くさいということであれば、到達できるレベルというのは非常に低くなってしまうかもしれません。


どんどん前に出て発信するのが僕の役目だと思いますので、あえて嫌なこともいっぱい言うんですけど、それはいろんなプロの業者さんが皆さん同じこと言うからなんです。


みなさん仰るのは、最近の人は全く本を読んでいない、ってみなさん嘆かれますね。専門的な知識を専門的な本や情報源で身につけようという努力をしてる人がほとんどいない。失敗したくないから答えが先に欲しいという人が多いのかな。もったいないと思います。


例えば透明の釉薬の調合の代表的なパターンを知らない人と知っている人では、こちら側の話す内容も変わりますよね。茶陶を目指しているの方であれば重要文化財とか、大名物とかになってる茶碗のことについて、せめて名前と写真ぐらいは見とかないと、これもその世界では通じませんもんね。そんな例は結構あるかと思います。


自分は窯なんですけど陶芸窯について、ご自身が使うものに関してはちゃんと理解していただくというか。窯にはどんな種類があって自分が使ってるのはどういうものだということですね。その役に立つ発信を続けていきたいと考えています。

posted by inoueseiji at 10:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年12月13日

快挙!KCシリーズ!【100V電気炉】


動画の中で作品も紹介している神奈川県のお客様、先日メールをいただきました。


なんと本焼き200回を突破!


しかも、まだプログラムの遅延もなく順調に焼成できているそうです。

もちろん、炉壁などはかなり傷んできていますが、プログラムの遅延がない以上ギリギリまで使用していただくことになりました。共栄電気炉製作所からのアドバイスもいただいての判断です。補修となれば、交換ですからとことん使用するのが正解でしょう。

共栄電気炉もふくおか陶芸窯の井上も、本当に嬉しいお知らせでした。

世間には数十回しか使用できないという100Vの窯もあるらしいですが、これは完全に共栄電気炉の技術力と品質の勝利でしょう。

もちろん、誤解のないようにお伝えすれば、このお客様の使用環境が理想的であったということですので、すべてのKCシリーズが200回の本焼きに耐えるわけではないということを明記しておきます。ただ、ふくおか陶芸窯仕様の家庭用電気炉で、100回を超える本焼きを行ったというい報告は数件いただいております。

窯出ししたらすぐ窯詰めのローテーション、釉薬で周囲を汚さないこと、キチンとした記録を残すことなど、もう完全にわたしの方が教えていただく立場です。

今後ともよりよい商品だけでなく、使用方法や設置の際のアドバイス、作陶へのサポートをつづけていきたいと思います。


本当にありがとうございました。





(増税後価格は変わっています。くわしくはご連絡ください!)
posted by inoueseiji at 09:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年12月12日

イギリスに行ってみる?


わたしの講座でちょっと話題になった動画です。



ここをご覧の方々なら優勝間違いなし?


面白いヒントもありますし、ボトルキルンも映ります。
posted by inoueseiji at 17:10 | Comment(3) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年12月08日

発信する目的は?


このブログがスタートしたのは11年前の3月です。


はるか遠くから見てくれている友人からは、「お前はブレてないぞ!」と励ましてくれますが、本当に言っていることは変わっていません。

というか知っていることが少ないからなんですけど(笑)。
たいした経験もないですし、なにかの実績があるわけでもありません。
わたしの発信の根源にあるのは、窯ですが、それこそ諸先輩やお世話になっている社長陣に比べたらたいした経験はありません。

ただ一般の方よりも少し前にいるというだけのことです。

これからもブレないように発信を続けていきます。

最近気になるのは、他の方々の発信。
大変に勉強になりますし、思わずメールしてしまったことも数回あります(笑)。

少し陶芸系の動画などは増えてきているようにも思いますが、中には目的が不明瞭な動画も散見されます。



----ここから嫌な話----


わたしが発信する目的は、「窯焚きは自分でしましょうよ、なんならワタシ窯を売ってますから!」ということです。

情報を発信してもタダ乗りされるだけでは?

と心配されることもありますが、発信の真意をくみ取ってくださる良いお客様ばかりに恵まれました。

以前設置のバイトに来てくれていた友人も「せーちゃんの仕事で嫌な思いすること全然ないよね!」と言ってくれたことがあります。本当にそうなんです。


わたしの発信、特に動画の発信では間違ったものは訂正を入れたり、人知れず削除していたり、撮り直したりしています。
しかし、YouTube上には明らかな間違いを堂々を述べている動画もあって、なんとも複雑な気持ちになってしまいます。

ネットの情報の真偽の判断は視聴者の自己責任だとしても、ちょっとGoogle様で調べればわかるような間違いについては、発信者にもある程度の責任があると思いますが、どうでしょうか?

やきものの発信のいいところは、情報の劣化が非常に少ないということだと思います。

本焼きの焼成温度が来年から2000℃に変更になったりはしませんし、酸化銅の融点が4月から大幅に下がったりもしません。

これは教育系の発信にも言えることでしょう。まぁ歴史なんかは、新たな証拠が出てきて真実や認識は変わったりするかもしれませんが、新事実が明らかになったからといってロクロの回し方が変わることはそうそうないでしょう。

だから、やきもの業界の真実は、ちょっと調べればちゃんと手に入ります。
わたしも今後とも情報の精度には気をつけていきたいと思います。


発信の目的。

ある方に、自宅では陶芸教室系のYouTube動画を参考に手ロクロで作陶してます、と聞きました。
その方は短期間に作陶技術がドンドン向上されていたので、なるほどと納得したものです。

しかしちょっと待てよと。

作り方を発信してしまうと、家に窯がないとか、場所がないとか、設備の不備以外で陶芸教室に通おうとする人は激減するのではないか?ましてやどっかのオッサンが100Vの電気炉いいぜ!とか動画発信しているわけだし(笑)。高齢化社会の今、様々な安価なサークル活動や生涯学習が行われているわけだし。

ではいったい、その人が発信する目的は何だろうかと思って視聴すると、また違った見方で陶芸動画を観ることができるのかもしれません。

作家であれば、このような環境でこんなに手の込んだ仕事してますよ、今度ここで展示会しますよ、わたしのポリシーってこんな感じとか、同じ意識の人とのつながりを期待、などなどあるでしょう。現にそういう方の動画もいくつもあるようです。

わたしも作りました。吉田さんのですけど。



ただ、もしわたしが陶芸教室を運営するとしたら、作陶に関する全部の情報は出せないし、間違った情報の発信も、自身の首を絞めることにつながるな、と考えてしまいます。

もっとも陶芸教室のマネーポイントはまた別の部分なのかもしれませんね。
オッサンの勝手な取り越し苦労かな。

けれど、発信の目的はとても重要で、そこがブレていては続けることができませんし、すぐにネタ切れになってしまいます。わたしの個人的な意見ですが、まともな人はYouTubeなんかしないと思います(暴論)。わたしだって電話が鳴りまくって、出張しまくりの毎日だったら、動画発信なんてしてないかもしれないし、十何代イノウエセイジだったらやってません、確実に。

それでもやらなければならない目的がわたしにはあります。

わたしのポジションを例えるならば、〇ィズ〇ーランドの駅を降りたところで最後尾はコチラ!とプラカードを持っているオジサン(そんな人いる?)、もしくはブルースリー死亡遊戯の塔の一階で棒を持っているヤツ、それでわからなきゃ北斗の拳の修羅の国篇で上陸最初に闘う名も無き修羅(まぁ福岡だし)って感じです。

本当の楽しいアトラクションは門をくぐった先にあると思います。









posted by inoueseiji at 07:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2019年12月07日

スカーレットのための豆知識 その3

いよいよ絵付けだけでなく作陶にも進みそうな状況になりましたね。

商品開発室の棚や作業場所の設備や道具に注視しているわたしとしては、陶芸指導の気配りが痛いほど伝わってきます。
電気炉の上蓋はまだレンガを組んでいるものですし、棚に乳鉢と一緒に海綿があるあたり、流石の一言です。

信楽という産地が舞台である以上、いい加減な描写はできませんし、おそらくは普通に指導していてこのクオリティなんだと思います。

海綿でなければならない仕事をしている人は、令和のご時世でも使用していますが、陶芸愛好家で知っている人は非常に少ないでしょうねぇ〜。

梶田絵具店さんや村上金物店さんにて販売しています。
また動画でもお話していますが、たかがスポンジ、されどスポンジなんですね。

自分の技術と作品のレベルが上がれば100円ショップのもので使えるものはどんどん少なくなっていきますよ〜。

posted by inoueseiji at 20:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中