2020年09月27日

そこですか〜!


トキちゃんにお洋服買ってあげたのでしょうか、気になります。

さてさて、外角低めを待っていたら、内角高めの速球に芋引いてバット振っちゃた感じ(野球知らんけど)

そこか〜。

クロムスズピンクか〜。

マンガンピンクじゃなくて(これは別ネタ)

20年前に引き上げの仕事の際に頂いた酸化クロムが2ポンドほどあるけど、なくならないんです…。

クロムスズピンクの釉薬も、クロムの添加量はわずか0.1%。

まぁクロムとかコバルトとか、少人数でガッツリ仕事しますからねぇ。

梶田絵具店のYouTubeチャンネル、恐るべし。




(全画面表示で見ることをオススメします。)
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2020年09月26日

何もできなくても本は読めるはず!


サウナで整って夏バテを解消し、久しぶりに動画をアップいたしました。



「陶芸窯 基礎知識と築窯記録」 寺田康雄著 里文出版 ISBN978-4-89806-491-7

★本の購入先はコチラ https://www.yodobashi.com/product/100000009003262789/
★美山陶房 https://www.teradabizan.com/
★寺田鉄平さんの紹介動画 ツクリテチャンネル瀬戸 https://youtu.be/YqFW2XbAAqM



コロナの影響で教室が休講になったり、縮小されて受講できなくなっている方もかなりいる、とお客様に聞いております。

作陶できないのはツラいでしょうが、今はレベルアップのための充電期間だと思えばいいのではないでしょうか。きっといつかは元に戻ります。

とはいえ、アチコチでフェアなども再開しているようで、ある程度ピークは過ぎたようですが、まだまだ作家さんや教室講師の方々にとってはいろいろと大変な時期が続いていると思います。

もうしばらくは知識の再確認とレベルアップの期間と捉えて苦しい今を乗り切っていきましょう。



さて、陶芸本のはなし。

陶芸家を目指している方で、いまは違う仕事などをされている方だって、一日に10分程度の読書は出来るはずです。

わたしも築炉メーカーにいたころ、夜な夜なこうした書籍を読んでいました。
それは確実に今に繋がっています。

また、わたしにしろ、誰にしろ、人の発信には原典があります。
それを読んでおくことが重要です。
(映画だってハリウッドリメイクで感動したらオリジナルを観てみましょう。)



例えば仮に、わたしの発信で何かの書籍について聞いたとしても、それはヘラヘラ笑っているオッサンのフィルターを通したものに変化しているものなのです。

学校や職場で習った作陶の技法などが、いつの間にかその人なりのやり方に変化しているのと同様です。

コピーのコピーのコピーに感動したりしないように情報には気をつける必要が、ネット以前の時代よりもあるということでしょう。個人の発信にはなんの検閲もないということです。


作陶についての話に戻れば、人間は自分が一人で習得した技術や考えに固執するものです。

たとえばいつも歪んでいたサンマ皿が上手く作れるようになったとしましょう。
その時に、実はなんの根拠もないある工程が成功のカギだったと「自分で自分を誤解してしまう」ことがあるのです。

実はサンマ皿の成功の理由は、ただ単に冬になったからとか、気にもしていない工程で使用する器具や道具が変わっただけ、だったりするんです。

失敗だけでなく、そうした成功の原因も、理詰めで把握していくことが大切です。書籍などを通じて考える基礎の知識を持っていないと裏ワザ的なことを王道の技術と誤解することがあります。

失敗だけではなく、成功の原因も理詰めで理解する、これは作家としてひとり立ちする方も、講師業をする方にも必要な考え方だと思います。

意外と「その人の環境でしか通用しないこと」を書いている本や発信は多いものなんです。




まぁ、このブログもそうですけどね(笑)。








◆陶芸本のはなし2




◆陶芸本のはなし3






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2020年09月17日

教え方もあるが習い方もある


良い教師とは常に

自分も誰かの生徒でなければならない

という言葉があります。
それを信じて、これまで些細なことばかりですが初めての世界に挑戦するように心がけてきました(挫折したけどジャグリングとか)。自分の受講生の気持ちを知るため、忘れないためです。

貧乏ですから独学が多かったですが、色々とチャレンジして得たものは大きいと言えます。技術と知識の身に付け方や伝え方について、深く深く考察するようになりました。

今年の1月からは子供がお世話になっている先生のところでピアノを正式に習っています。
月に1,2回程度ですが、生徒としての心構えをシッカリと持って臨んでいます。一例をあげれば猛暑だからといって短パンTシャツでレッスンに伺ったことはありません。先生に習うんですから。

何しろマンツーマン指導です。
大人ですから、それなりの受講料を払います。

楽しいですが真剣です。


いま現在わたしは

「ピアノ > 陶芸」

という状態です(笑)。



さて、陶芸教育の話に戻りましょう。

学校や教室の在り方や運営理念は様々でしょうし、受講する方々の動機も様々でしょう。

先日も記事にしましたが、陶芸を習う教室という認識の人と、機材と作業場のレンタルスペース程度に思っている人との上達度合いの差は、まさに月とスッポン、景徳鎮とダ〇ソー、でございます、ええ。

もちろん「先生」のレベルもさまざまでしょうが、教室の在り方としては後者のような「場所と機材の提供+プチアドバイス付き」の方が楽チンです。

ガッツリは教えていないけれど、それで回っていくのがビジネス的には正解だからです。ビジネスの目的は利益の追求であって生徒の成長ではありません。ましてや関わるスタッフの成長では絶対にありません。英会話教室から同時通訳者が生まれないのと同じ理屈ですね。


P・スウェイジ・イノウエ先生はこっちです。

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(ハ〜イ、ちょっと芯がブレてますね〜)


しかし、学校や専門校、学習センターでは明確に相手の知識と技術のレベルを上げるための授業や実習を行う必要があります。民間よりも安いかもしれませんがお金取ってますからね。

井上セイジしぇんしぇーはコチラで戦っております。

そこにレンタルスペース感覚で来られると、先生も生徒も何のレベルアップも望めないことになってしまいます。

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(おかげで還元焼成できました!)



動画観てれば何か出来るとか、理解した、なんて思うのは非常に危険です。
窯焚きも釉調合も自分でやってみるしかないんです。さらに申し上げれば、何のも実践せずに質問だけするのも無意味です。これについては動画を参照のこと。

ピアノも陶芸も同じだと首肯するばかりでした。



(きっとこの方もYouTuberにならざるを得ないやんごとなき事情がおありなんでしょうなぁ)


こんな言葉もあります。




失敗を恐れて

挑戦しない人生こそ失敗


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2020年09月15日

あなたが電動ロクロの指導をするなら




今年の仕事で、とある教育機関に電気炉やロクロを納入させていただきました。
そこで全く初めての大人や子供の方々に指導する機会もありました。

そこには陶芸家になりたいという人は一人もいません。
そこは陶芸教室のように、陶芸をするだけの場所でもありません。
あくまで様々な教育の一つのチャンネルとしての陶芸。

アナタならどのような指導を行いますか?

多分20年前のワタシなら、まず菊練りは…と考えてガチガチの指導をしたのかもしれません。

全くの初心者や力のない子供にロクロの楽しさを伝えるにはどうすればいいでしょうか。

訓練校や陶芸教室とはまったく違う考え方で指導を行う必要がありますよね。
たとえば無理のない粘土の量やロクロの回転速度、指導方法が必要です。

それを通じて、自分の指導方法や技術への考え方も少しづつ変化していきます。
新たな視点を持つことで柔軟な指導方法を考えることができました。

この動画で紹介している一個挽き。
底の厚みも把握しやすく、オススメです。

欧米の方はよくこのような挽き方をしますし、日本でも産地によっては小さなものでもこのような挽き方をしています。

柔軟に作業を行うことができれば、指導も柔軟になっていくのだと思います。
それは過去に様々にお世話になった先輩方の指導方法を思い起こして思い知らされています。


続きを読む
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2020年09月11日

粉を混ぜるだけだけど



相変わらず仕事が早くて確実な梶田絵具店の梶田さんとトキちゃん。
今回は天然灰と合成灰の違いについての動画です。

これは自分ですこしやったことがありますが、ここまでシッカリとした比較のデータを見れるのはこの動画ぐらいでしょう。

天然灰の方がいいと思う、思いこんでいる、信じている、ウワサで聞いている、という方も多いでしょう。
動画にもあるように、それぞれに一長一短があるものでもあります。

合成灰の良さは、いつでも安定している、ということにつきます。
またすでに様々な原料を合わせているため、比較的簡単な調合で様々な釉調を得られるということもあります(動画参照)
天然灰の良さは、含まれている計測できない不純物の働き、また有機物であることと言えるでしょうか。わたしは経験がありませせんが、黄瀬戸や御深井のあの色は本来灰の成分の発色です。

だからそういう仕事をされている方は灰に拘るのです。そして灰を作るというのは実はかなり難しいことです(危険でもあります)。焼けばいいというものでもなく、ある程度の経験も必要でしょう。

それを製品として扱うために、梶田さんが長い期間をかけていたことをワタシは知っています。天然とはいえ、ある程度安定した質、量の供給が可能な所を探すのは時間がかかることです。自分の店で売るものの生産現場や使用現場を把握するという、実に当たり前のことを続けている梶田さん。そしてその知識量には本当に頭が下がります。

最近、知人から得た情報によりますと、トキちゃんの知識量と経験値が動画制作のせいで爆上がりらしく、いつもなら電話の途中でお父さんとか梶田さんに替わりますと言われることが多かったのに、トキちゃんが全部説明して電話を切られることが増えたとのこと。



「○○とxxだったら、こっちの方がアルミナ分が多いけどいい?じゃあ送っておきま〜す!」ガチャン!
(想像です)



う〜ん。

恐ろしい。


わたしは窯と焼成についての発信からスタートしました。
そして焼成には釉薬も大きくかかわってきます。みなさんも2,3種類の粉を混ぜるだけのことです。是非一度やってみてください。

やった人にしか見えない世界があります。

混ぜるだけ。
楽しいですよ。




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2020年09月09日

基礎から一歩づつは無意味かもしれない【営業記事だね】


※また営業記事です(笑)。

夏バテ気味です。
ようやく台風も過ぎてエアコンつけなくてもいいぐらいになってきました。

しかしなんだかだるくて身体を動かすのが億劫。
動画や読書やパソコン仕事を重点的にしております。

そんな中読んでいたとある本の中の一文。

「基礎から一歩一歩ではなく、とにかく高いところまで登ってしまおう」

頂上から俯瞰で見ればその分野のことがよくわかるだろう、そこから逆算して必要な知識を得て、技術を磨いていこう、という指摘です。


ではやきものでの高い所とはどこでしょう?


ロクロでデッカイ壺を挽く?

じゃなくて。

急須が挽けるようになる!


それも違います。





菊練りもロクロも出来ないウチに窯焚きしちゃえ!

ということです。

ワタシの初めての窯焚きはグループで行った穴窯でした。
当然いろいろな認識は変わりましたが、所詮は借りた窯でした。
勤務した大沢ガス炉商会にもレンタルの窯があり、それも数回焚きましたが、そのような環境がみなさんの周りに必ずあるわけもないでしょう。

s-IMG_3778.jpg


最近、海外の陶芸動画を一日に2,3本観ているのですが、

まぁ基礎が全然ダメ!

…と日本の職人やプロならツッコミたくなるものが多い。

ところが。

作品はちっとも悪くない。
むしろ面白いし、スゴイのも結構ある。

中には「このヒトこの程度の技術でそんなに儲かってるの?」なんて人もいたりして、思わず自分の人生を振り返って5分ほどボーゼンとしたりもしています。

彼や彼女らに共通しているのは当然ながら焼成を経た作品への強いイメージとモチベーションがある、ということでしょうか。そして何よりも楽しそう。

わたしは瀬戸の訓練校という、ある意味「やきもの業界の闇組織」で特殊訓練を受けたあと、泣く子も黙る築炉部隊に配属されて全国の最前線で戦い、最後は傭兵として梶田絵具店などにも籍を置いた人間です(ただの酔っ払い説アリ)

だから、様々な技術や知識へのこだわり、品質へのこだわりが、そこそこあるのです(作品の質は置いといて)

そんなワタシの人生を思い起こしてみても、初めて自分たちで窯を焚くまでにやきものを志して一年弱の時間がかかり、さらに自分の窯、旧型の100V電気炉を購入するまではさらに三年近くの時間がかかりました。26歳で訓練校に入隊(?)してから4年近くの時間が経っていたのです。

若人をビビらすために「オッサンには四半世紀のキャリアがあるんだぜ!」と言っているわりには、初めての自分の窯を手に入れてからは20年程度なのです。100V電気炉の焼成経験なんてもう数人のお客様に抜かれています(200回以上の方がいる)


もし26歳の自分が先に窯を手に入れていたら?
訓練校在籍時に100Vの電気炉を持っていたら?



窯を手に入れ、あとの武器は戦いながら集めていく。
それも大いにアリだと最近は思います。
海外の動画を観ているとちょっとギチギチになっていた自分を反省します。

それでも、焼成後のイメージを持っている人と持っていない人の上達は大違いで、ロクロ挽きの際に焼成後を考えられる「陶芸脳」を手っ取り早く身につけるには自分の窯を持つのが最短です。




とういうわけで、この営業ブログ記事(笑)

読書の時間を久しぶりに取れてアイデアも出ました。
たまには夏バテもするもんですね。





無料の資料を郵送しています。

mail@inoueseiji.com

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2020年09月04日

100Vの電気炉はやっぱり便利


先日、梶田絵具店の梶田さんとお電話した際、「100Vの電気炉は便利だともっと発信したほうが良い」と言われましたので、すこし商売っ気を出して書いておきましょう。



わたしの受講生の最年長Kさんは今年96歳。

91歳で自作された8kwの電気炉をお持ちなのですが、先日ウチにあった100Vの電気炉も持っていかれました(泣)。

ご自身で灰を作り釉薬のテストを盛んにされているのですが、8kwで一気に焼くよりも、新たに作った調合をその都度結果を確認しながら煮詰めていくためには、やっぱり小型炉が必要だということになったそうです。

イノウエはまた自分用に一基発注して、いま手元には100Vの電気炉がない状態。
たしかに不便です(笑)。




女流作家が活躍する某陶芸マンガでも、通常の陶芸窯の焼成時間では、すぐに結果が出ないのがマンガ的にいただけないのか、数時間で焼けちゃう謎の「ジェット窯」というものが登場していましたしね(笑)。

まぁ現実の作陶においても今日窯に入れたものが明後日には確認できる100Vの電気炉は本当に便利で有難いものだと思います。

梶田さん曰く、「給付金で中古車買うぐらいなら100Vの電気炉で2年頑張れ!」ということでした。
そうすれば作品のレベルが大幅にアップしてもっといい中古車が買えるぜ(結局中古かい!)、ということだろうと思います。

そもそも昔の旧型の100Vの電気炉でわたしは基礎を固めたわけですし、そういうプロは案外と多いものです。

フルサイズのプロ用一眼レフを買うのも大事ですが、カメラマンになるにはなんでもいいからカメラを手に入れて撮り始めないとはじまりません。

パソコンだって中古でいいから手に入れてドンドン発信したり動画編集とか写真加工とかをやってみることが大切です。

どうせ様々な操作や方法を覚えた頃には、また新型が出ているわけですから、その時に新品を購入すればいいと思います。

ホリエ〇ンもよく言っていますが、レベルが低くても人より先にはじめることに意義があるわけですね。

やきものは当然ながら窯がないとはじまりません。
そして人生の時間は有限です。


陶芸教室の役目の一つは、窯とロクロと作業場所の提供ですが、現在のコロナ禍の影響で縮小や休止によって作陶環境が持てなくなっている方も多いようです。そのような方にも100Vの電気炉はオススメできます。

なによりも、好きな先生や友人のいる陶芸教室があって、さらに家に電気炉があるというのは理想的です。先生ともより深い話ができ、高い次元のアドバイスをもらえるようにもなるでしょう。

そうなれば教室も活気づき、新たに入る人のレベルアップのスピードも上がります(実体験)

バカみたいな昔話ですが、むかしは電動ロクロを全然教えない、みたいな教室もあったりしたものです。なぜって?上手くなって独立されたら嫌だからだそうです。いまとなっては考えられない有り様ですが(笑)。


ちょっと脱線。


電気炉にしてもガス窯にしても、自分の窯というものを手に入れると劇的に作陶レベルは上がります。

これは間違いのないことです。

なぜならロクロで挽いて絵付けして釉薬掛けた記憶が新鮮なまま、焼成したその作品を手にするからです。

あの工程がまずかったんだなぁとか、これは上手くできたゾ、なんて数日のうちに繰り返し焼成して確認できるわけですから、自然と脳内に陶芸回路(?)が形成されていくわけですね。

というわけで。

是非とも100Vの電気炉をご検討ください。


ふくおか陶芸窯では、無料の資料を郵送しております。
資料その他の質問にもお答えいたします。

またご購入の方には誠心誠意サポートを行っています。


コチラのリンクから是非お問い合わせください。







★梶田絵具店のチャンネル登録もよろしく!


(トキちゃんファンクラブ会員募集中!)
posted by inoueseiji at 08:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2020年09月03日

都合のいい世界の捉え方


FBに書き込みましたがブログ記事にもしておきます。

今朝Googleドライブの整理をしていましたら、過去に書籍から抜粋したメモを発見。
すっかり忘れていた内容だったので紹介します。

楽焼きの釉薬などについての発信のための調べものでした。
鉛、鉛とうるさいですからね。

水道管には鉛が使われていることを知って調べたときのものだと思います。
参照元わからず。

”現在水道水から鉛が検出することはほとんどない。

仮に基準ギリギリ、1リットルあたり0.1ミリグラム以下で2リットル飲んだとしても、一日に摂取する鉛は0.2ミリグラム。
しかし、これだけで健康被害がおこることはない。

毎日口にする食品にはその10〜20倍の鉛が含まれているし、空気の中をただよう目に見えない粒子のなかにも鉛は存在し、呼吸によって水の3倍程度の鉛が体に入っている。

ほとんど全ての食品に鉛は含まれ、普通に暮らしていると飲食物と呼吸によって0.3ミリグラムの鉛を体内にいれるが、そのほとんどすべてを排泄している。


わたしは別に鉛問題を軽視しているわけではありません。
ただイメージ先行が過ぎてフリットも上絵具も完全に有鉛は駆逐されてしまいました。あぁ〜あ。

釣りの錘とかも規制されないように気をつけてくださいね(笑)。

さて、0.1ミリグラムがイメージできないワタシのお仲間に簡単な比較でお伝えすると、0.1ミリグラムというのは1円玉の10000分の1の重さです。

ちなみに昭和53年以前に建てられた家には鉛を含む給水管が使用されている可能性があります。
うちなんかまさにそうです(笑)。

もちろん使用に問題ないから使われていたんです。
そもそも鉛には利点もたくさんあるから人類は長い期間使用してきたのです。

けっして昭和のお役人が極悪非道だったわけではありません。
いまでも各自治体は順次水道管の取り換えや水質調整を進めています。


何がいいたいかと言うとですね(笑)。

なんとかウィルスとか。
楽焼の釉薬とか。

捉え方だと思うんですよ、個人的に。


(コメント欄荒れまくって2人ほど消えてます)

消えてますけど、めちゃくちゃに書かれましたからね(笑)。
自分が理解できない、怖いからといって、イノウエと鉛のせいにされてもねぇ。



本家樂さんに誰か質問してみてください(笑)。

鉛を使った茶碗を売るなんて!

って誰か言ってみてよ。
(あきまへんえ!)



みなさんは環境破壊を起こしたいとか、地球なんてどうでもいいや、とは考えていないと思いますが、電気とネットとスマホを使用している段階で、捉え方によっては閻魔様に言い逃れできないほどの極悪人だとも言えるのです。

ネットで自然保護を訴えること自体がシュールです。
無意味だともわたし個人は考えます。

現場の専門家がいろいろやってくれていると思います。


ですから我々は、

好きな陶芸をガンガンやっていきましょう。

自分の手の中で地球を調理する感覚を味わってください。





鉛の飛行船に乗って。




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2020年09月02日

数値じゃなくて感覚じゃん?


9月ですねぇ。まだまだ残暑が厳しいです。

さて、そもそもわたしがネットで発信をしようとしたのは、景気の悪かった世紀末頃の務め先をなんとかできないだろうかという気持ちからでした。

ホームページを作った経験もなく、そもそもパソコンもない中(使用経験はあった)、社長に掛け合い、勝手に作ってもいいでしょうか、ということで夜な夜な作った築炉メーカーのホームページが最初です。

小規模な会社だからできたことかもしれません。
さらにわたしは自分のボーナスをかけて「つくる陶磁郎」に広告を出してもらいました。
知ってもらわなければいい仕事は埋もれるだけだと考えたからです(結果HPで売れました)

そもそもパソコンも自腹でローンで購入してますし、これで窯が売れなければボーナスもなくなってしまう状況。小さな会社だからこそ、自分の給料がどこから出てくるのかリアルに感じ取れるわけですから、「あ、17時になりました、あとは知りません、お疲れ様〜!」とは出来なかった部分もありました。そういう人の方が少数派らしいですけど。

その時に感じていたのは、たった一つ。

使い方のわからないものを誰が買うの?

ってことです。
窯は高価な買い物で使用方法もねぇ。


やきものに窯が必要なことはわかっていることだけれども、誰もその使用方法を懇切丁寧に教えることはなかったし、ましてやその製造方法や市販されている窯それぞれの違いや価格差がどこに現れるのかなんて、誰も知りませんでした。景気がよければ勢いで購入した人もいたんでしょうが、本当に不景気でした。


そりゃ売れないわ。


そもそも無名な各築炉メーカー。
某ロクロメーカーにどれだけ窯のお客を取られたことでしょう。

のちのちお客様を取り返したこともありましたが、最初の窯が最悪だとお客様自体が取り返しのつかないことになったりもしていました。そんな陶芸窯のイヤなお話もある年齢以上の方は聞いたことがあるのではないでしょうか。



多くのプロ予備軍が窯の選び方を知らなかった。

おそらく今でもそうでしょう。どの学校や大学に行ったとしても、まだまだ窯の情報を得ることは難しいと思われます。だから、わたしの発信を教材にしたいというオファーが来たりするわけなのでしょう。有難いことでしたが無償でお応えした分、あえてキツイこと言わせていただければ、美大の先生が人の動画に頼るなんて情けないと、忸怩たる思いで授業していただきたいのです。





さて、築炉メーカー時代の話にもどりますが、お客様の多くは、先生がこのメーカーだったからとか、教室で紹介されたからとか(抜かれてるゾ)、あの作家さんが使っているからとか、どちらかというと弱い理由で選ぶ人が多かったように記憶しています。

あの人が使ってますで言えば、大沢ガス炉商会の顧客には誰もが名前を知る有名な作家さんがたくさんいました。けれども初代社長は絶対それを営業で口にすることはありませんでしたし、わたしがホームページに記載したい旨を伝えると、そんなことは書かなくていいと不機嫌にこたえたものでした。おそらくは前述のような弱い理由で選んでほしくなかったというのもあったのでしょう。


窯選びについて我々は自転車選びほどの経験さえありません。



自慢でもなんでもなくて、わたしはパッと見ていい窯か悪い窯か感じ取ることができます。それはガス窯だろうと薪窯だろうとわかります。それがプロとして当然持つ感覚です。

似たようなことはみなさんも経験があるのではないでしょうか。自分が仕事にしてきた業界、陶芸以外の趣味、専攻してきた教科の書籍などについて、このような感覚を持つことは多いと思います。ヤンチャな男の子だった方ならば、同じノーサス直管やハの字のシャコタンでも微妙な良し悪しがあることを感じ取ることができたことでしょう。


ではそうした感覚は、どうすれば身につけることができるのでしょうか。
経験と言ってしまえば、先に始めた人に勝つことは理論的に出来ないことになります。

それは明らかにオカシイ。
1年生でもレギュラーとか有り得ることでしょう。

では3年生でも補欠と1年生でもレギュラーの差は何でしょうか。
野球ならば打率などの数値、バスケなどではゲームセンスみたいなものでしょうか。それも数値化できそうです。


技術と知識にもかならず数値はあるとわたしは思っています。
ではその数値化はなんのためにあるのか、といえば「アナタの感覚を研ぎ澄ます」ためです。

たとえば同じ工作機械を使用しても、人が変われば完成品の精度がまったく違うことはよくあることです。また、突撃お料理番組(あるのかな)プロがわたしの台所にあるもので調理したのに味が全然違う!みたいなことですね。

とにかく全力で、アナタの感覚を研ぎ澄ますことに意識を向けていただきたいと思います。
そのための数値化や計測、記録であって、ここまである程度わたくしの発信をご覧になってくださった方には、その先を感じ取っていただける能力があると思っております。


たとえばアナタが感覚的に英語を喋れるようになりたければ、まずしっかりと文法を押さえ、映画などで発音や用法を身につけ、YouTubeで生の言語に触れて、さらに引き出しを増やしていけばいいと思います。

やきものも同じです。
無視できない文法みたいな部分があります。
かっこいいけど思いっきりスラングもあります。
そしてそもそも「何のため?」も必要です。

例えば英語なら、友だち作りなのか、海外に販路を広げたいのか。
自己満なのか、ビジネスなのか、ですね。
そうなると自分で覚えるのかプロに外注するのかも視野に入れて考えなくてはなりません。

そこを考えずに後で編集できないところに前衛詩人みたいな文章を残さないように気をつけましょう(笑)。





★本日のまとめ

アナタが求めるものは本やネットにはありません。
そこには手掛かりがあるだけで答えを探すのは無意味です。
答えはすべて自分の中にしかありません。

感覚を研ぎ澄ます!







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