2021年07月20日

互いに情報交換できるようになったとシミジミ思った一日

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今出張しております(ホテルで書いてます)

出張などと偉そうに言っておりますが、今回わたしは以前のお客様の紹介のお客様に紹介した築炉メーカーの搬入に立ち会うのみ(日本語オカシイ)。今回は、お客様の設置希望などからシンリュウさんとのお仕事になりました。

なかなか同業他社の仕事をまじまじと近くで拝見することは、どの業界も少ないことかと思います。

興味津々にカメラ回したり、手伝ったり、邪魔したりしながら、職人さんとも話しつつ、いろいろと情報交換することができました。

たとえば、先日ツール・ド・フランスは終わってしまいましたが、今回の搬入工事でのワタシのポジションはよそのプロチームから今年移籍してきたベテラン選手状態なわけで、

「で、アッチではどんなドー○ングしてたの?」

「ウチはコレ一本でしたね!」

「効くよねぇ〜、アレ!」

みたいな会話を支店長と職人さんと始終しておりました(オイオイ)


探り合いというわけではなく、本当に情報交換という感じで。
なんとも気持ちの良い会話が続いたのでした。

シンリュウさん側でもわたしの窯にかんする情報発信で役に立つこともあったそうで、窯のこと全般についてもいろいろなご質問をいただいたり、情報交換をさせていただいたり、ワタシもたっぷりと教えていただくこともあり、非常に貴重な経験でした。



窯はまだまだ慣らしのための炙りや焼成指導がありますので、ワタシの緊張感は今からピークを迎えることでしょう。

お客様と取引先から信用されているのはヒシヒシと感じましたが、イノウエの脳ミソはヒリヒリです(笑)。





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2021年07月16日

特報


梅雨明けでめちゃくちゃ暑いです。

さて、本日はそろそろ復活というウワサを聞きつけたので、先んじてプレッシャーを(笑)。
やはり梶田さんはいろいろと忙しく、そもそもここまで発信できていたのが不思議なぐらいだったと想像します。

ただくっちゃべっている窯屋のオジサンと違い、それぞれのテストピースを調合して焼成して説明するための手順を考えて撮影して編集しているのですから。


復活前に予習をしておきましょう。





今年は一緒に盃を交わしたいですね!
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2021年07月10日

陶芸をやってみよう!


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最近では珍しく直球タイトルの本がでています。
偶然知って購入し、読ませていただきました。

この著書の方は以前「つくる陶磁郎」に連載をされていた方です。

博○堂でサラリーマンをされていたからか、あまりドツボに嵌ることもなく陶芸人生を送られていますが、普通の方が陶芸にハマっていく過程がよくわかりましたし、楽しめました。

技法などが書かれているわけではないのですが、今まさに「陶芸どうしようかなぁ」という感じの方が読むと、ポンと背中を押して貰えると思いますネ。

イノウエとしては著書が陶芸教室をはじめようという動機が不純過ぎて笑えました。
まぁそういう人がほとんどダヨネー!



そういえば、多治見市応援アニメの「やくならマグカップも」も先日終了してしまいました。

残念!と思ったら、秋からパート2が放送・配信されるとのことです。
人気がそこそこあったということでしょう!


たしかにアニメパートは絵もストーリーもすごく良いと思います!
イノウエは後半の実写パートは最後まで早送りして観ておりました。

部室が立派すぎるのもいい!

いきなりそこそこロクロが出来ているのもいい!

多治見がいっぱい映るのもいい!

声優さんは声優に徹してほしい!




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スカーレットあたりから、陶芸はそれなりに新たな認知をされているように思います。

小玉ユキさんの「青の花 器の森」もドラマ化とかされないかなぁ。
あ、7巻出てますよ!


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2021年07月06日

「100Vの電気炉は買わないで習いにきて」が本音?


お疲れさまです、イノウエです。
いつの間にか7月になっておりますね。

さてさて。


陶芸について発信する人が増えたのはいいことだけれども、ふんわりした内容も増えました。

発信を見て、すぐになんでも真に受けてやったり買ったりする人がいるものなんです。
発信には責任が伴うとわたしは相変わらず思っておりますヨ。

撥水剤を自作して失敗している暇があったら、昔の人がどのような方法をとっていたのかを調べれば簡単に同じような効果を得るものがあります。字ばっかりの専門書を読みましょう。

それから相変わらず「窯を造ったことがない」「人生で2,3基しかさわったことがない」方の偏った発信で様々な迷惑をアチコチが被っているようです。

製造メーカーもその発信は確認しているとのことです。

自称プロが下手なロクロを発信するのはなんの迷惑にもなりません。
そのほうが初心者はわかりやすいし、とっつきやすいでしょう。


しかし、窯での適当な発信は多くの製造メーカーとその社員、取り扱い業者、そしてなにより窯の購入を考えている熱心な方々に迷惑をかけています。もしかしたら将来の大作家の第一歩を潰しているかもしれないんです。



代表してはっきり言います。


迷惑です。




もう一回言います。


迷惑です。











いいですか。


生徒が窯を買うことをほとんどの陶芸教室の講師は面白くは思いません。
これは購入を考える人が知っておくべき事実です。



窯の購入を考えていらっしゃる方。

鍛冶屋の職人にスパナとか脚立とかを投げつけられながら窯造りを覚えて、ガス窯は数え切れないほど、それ以外にも電気炉から薪窯まで仕事で製造し、窯業や電気の国家資格まで取得した人間の窯についての発信と、作家にもなりきれない陶芸教室講師のわずかな経験による窯にかんする発信を同じレベルで受け止めてどうするんですか(笑)。

窯に関わる仕事なんてしたこともないし、そもそも窯を売ったこともない人の窯に関する発信を信じることはできません。

動画というメディアは強い。だからみんなそれを利用して発信しているんです。
なぜなら画面に移るものを批判的に捉える訓練をわれわれは受けていない。無意識にテレビ番組と同じように受け止めてしまっているのです。

自称プロという大先生の、使ったことも造ったこともない窯の選び方を信じるのは勝手ですが、それって行ったこともない人間の「北海道ってこんな所!」っていう動画発信を真に受けて信じるのと同じことです。



自称プロ職人作家大先生は窯選びの発信なんかもしているようですが、

だったらなんでその窯選ぶかなぁ(笑)。

二つも購入しているのならよっぽどいい窯なんでしょうね。


窯の選び方というならば、燃料の種類の前に伝えるべきことがあります。
それを言えないから燃料の種類で分類しているんです。

窯を造ったりしたことがないと、どうしてもそうなってしまうんです。

窯についてお問い合わせがあった場合、わたしはそこから説明しています。

また100Vの電気炉を購入される方の多くは教室との併用や同時進行、先生や先輩に追いつこうと努力している真面目な方が大変多いのです。教室を見限ってなんて方の方が少数派です。しかし自分が知らないものを生徒が購入することへの危機感から、購入について否定的な発言をしたり止めるように言われたりする先生も少なからず存在します。


先生業、講師業というのは生徒の人生にあらたなチャンスを作ることでしょう。
それを正しく行ってきたから生徒は窯がほしいと思うようになったのではないでしょうか。

そうなった段階で窯を購入する人が増えたら習う人が減るかもしれないと思い立ったということでしょうか。だったらなんのために動画で作り方の発信をしてきたのでしょう。

小さくても自分の窯を手に入れると人生は劇的に動き出します。
それをそこまで発信して教えた側が邪魔するのは良くないとイノウエしぇんしぇ〜は思うばってんが。





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