ちょっとサボっていたらもう9月も終わりです。
今月は納入が結構あったのですが、年内はこれで終了であとはコツコツと営業活動をするのみ。
時間はあるので質問やお問い合わせも大歓迎で対応しております。
これまで焼成指導(この言葉ちょっとエラそうだよね)や質問をいただいてきた方々で気になっていることがあります。
ガス窯のみのことになるかと思いますが、倒炎式の窯であれば本体側面にある色見穴、バーナーと同じ線上の本体壁にバーナーの数だけ開いている小さな穴です。
ここで炉圧をみて窯を操作していくんですが、相談や指導などの対応をさせていただいた方々の多くは、この穴にライターの炎をかざす、という確認方法を「知らない」か「行っていない」という方ばかりでした。
先日対応した方はなんとなく知ってはいたけれど手をかざしていただけ。
吹いたら消えるようなライターの炎のゆらめき程度の炉圧の変化を果たして人は手のひらで感じ取れるものでしょうか。まず無理でしょう。
だからお電話があったわけですから。
だからお電話があったわけですから。
もしかして窯の方になにか問題があるのかとエントツの長さを疑ったり、設計を疑ったりする気持ちも本当によくわかります。しかしガス窯の場合、薪窯と違って安定したバーナーの燃焼により炉圧は一定の状態をキープできるわけですから、エントツへの「引き」とバーナーの炎の「押し」のバランスをいつも絶妙にとっていかなければなりません。
一度理解して解脱できればこんな簡単な理屈もないんですが、それが腑に落ちるまで、独学ではそれなりに時間が必要かもしれません。その際にハードを疑いだしたらもう沼にハマっていくだけです。
そのメーカーが何十年も続いているのなら、その窯をつかっているプロがいるのなら、ハードに問題はありません。
それよりもライターを買ってエントツの引きをコントロールしてみてください。
目視で確認できることや数値化できることは積極的に利用していくことです。経験が長いとかは関係ありません。理屈を理解していかないと「自分の窯さえ焚けない人」になってしまいます。
目視で確認できることや数値化できることは積極的に利用していくことです。経験が長いとかは関係ありません。理屈を理解していかないと「自分の窯さえ焚けない人」になってしまいます。