現場確認の約束をブッチされましたイノウエです。
(そっちが27日って言ったんだろうが)
まぁそんな人は放っておいて熱電対と温度計測です。
上の動画は元が英語なのか若干日本語が妙なところがありますが、なぜ熱電対で温度が測定できるのかがよくわかります。
どうしてプラチナとプラチナ・ロジウムの線を加熱すると電気が起きるのか。
そもそも電気って何?ってことも含め、こうした原理を知っておくのはプロになる方には非常に重要です。
原理原則を知らなくても、正しい運用方法や使用方法を覚えていれば普通はオッケーです。たとえばハイブリッド車に乗っていてもそのエンジンの仕組みを知っている人のほうが少数派でしょう。どうしてこの包丁は切れるのかしら?なんて考えて料理している人も皆無に近いでしょう。そんな方々でも運転免許証を持っていて、たまにご主人が包丁を研いでくださるのならなにも生活に問題はありません。
しかし残念無念なことに、やきもの業界では電気炉の制御の原理もご存知ない准教授などが親のコネとかで学内を闊歩していることがよくあります。アマチュアの方で自分でヒーター線を交換して電気炉壊すような人もいるかもしれません。そもそも学校などで見聞きしたことが正しいかどうかもあやふやなところがある業界なんです。
前回のネタに引き続き、温度計をどう設置するといいのかという細かすぎて誰の役に立つの?ってネタです。まぁお時間があれば一度この動画をご覧になって、へぇそうなんや〜。で?と思っていただければ幸いです。
また、同じような理屈から補償導線のプラスとマイナスを短絡させれば、デジタルであればほぼその場所の気温が表示されるでしょう。そうであれば温度計は壊れていないということですし、逆にこの熱電対の起電力を測定して熱電対側のトラブルを確認することもできます。
まぁそんなことは滅多にないとは思いますが、あなたが冒険野郎とかどっかの秘密工作員だったりすればいつかそんな機会もあるかもしれません。
そうだなぁ例えば…。
そうだなぁ例えば…。
「ダメだ!流れ弾で温度計がやられた!」
「アナログ温度計があっただろう!」
「ここの重力では正確に測定できないよ!」
「クソッ!じゃあ起電力を測るんだ!」
「そんなことをすれば誰かがエアロックに残らないといけなくなる!」
「俺が残る…。地球を頼んだぞ!」
「バリカタ!(コードネーム)」
「いいんだヤワメン。(同じく)」
「いいか、14mVになったらボタンを押すんだ!それが1250℃近似値だ!」
プシュー!(エアロック閉じます)
「バリカタ〜!」
みたいなことは…まぁ起こらないな笑。
(ソユーズならあるかもしれん)
(ベタナマってのもある)
あといっつも思うけど、ホントにこんなことがあっても誰にも知られないので結構キツイよね。
今日もどこかで誰かのお父さんや奥さんがいろいろな危機とピンチを乗り切っていると思うと、約束をブッチされたぐらいでめげずに、自分も頑張ろうと思いヤス〜。