(お餅がいっぱいだ)
大晦日から元旦になっても、ただ一日が経過してカレンダーがめくられるだけなのかもしれませんが、そういう区切りがとても大切だと思います。
築炉や陶芸の業界を良くしていかなければならないという思いを、直接メーカーの社長に言われたり(シ)、言わないまでも長くその企業の経営方針で示されたりして(共・梶)、50過ぎから特に、自分も微力ながらという気持ちで仕事をしてきました。特に今年はその気概がなければ耐えられなかったんじゃないかというぐらいイロイロありました。
似たようなことは今年のニュースで日本全体の問題としてもいくつか報道されたようにも思います。
プロがプロでなくなっていくのは実に勿体ないことです。
自分でプロです、なんて言うのはこっ恥ずかしいことこの上ございませんが、プロにしかないプライドはわたしにも多少はありますし、それにしがみついて日々を生きているというのが正直な気持ちです。苦しいときもありますが、プロは絶対にそのプライドを捨ててはいけません。できれば人の上に立つポジションの方や指導する立場の方こそ、それを伝えていってほしいものです。
それは実に些細なことの積み重ねです。面倒くさいから余ったボルトでくっつけとけとか、設計図と違うけど機能は問題ねぇやとか、見える場所じゃないからいっかとか、免許ないけど動かせるしぃとか、そういうことをいい加減にせずにお客様の気持ちを想像して大切にできるのかどうか。
自分と窯に嘘をつくのかどうか。
自分と窯に嘘をつくのかどうか。
わたしは来年も「本業に関しては」そのプライドを守っていきたいと思います!
どうか皆様良いお年をお迎えください。
ありがとうございました。