2018年03月18日

穴窯から釉薬に目覚める



訓練校時代、まったく釉薬、とくにゼーゲル式の授業についていけず、そもそもついていく気もなく、冬に借りて焚く穴窯のことばかり考えていた時期があります。

有志10名ほどでお金を出し合って、薪や食料や酒を準備し、それぞれ作品を作り、窯焚きにむけて放課後に頑張っていました。

そのころのわたしは、

「窯なら薪ばい!穴窯やけん!」

などと思っておりました。

それは釉薬のことがわからないからです。ついでに言うと窯のこともまったくわかっていません。
窯を造れるようになりたいから、小さな築炉メーカーへ就職を決めており、芳村俊一さんの教えを自分勝手に受け取って、毎日ひたすら邁進しておりました。

目論見通り、穴窯焼成を成功させ、いっぱしの窯ぐれ気分に浸ったまま訓練校を修了。
ようやく外の世界で仕事をはじめ、様々な現場を体験していきます。

あるとき釉薬を無視した、ある穴窯作家の発言にも疑問を持ち、

「できないことがあるとは、
 カッコ悪いっちゃないかいな?」

などとようやく気付き、30歳を過ぎてから黙々と梶田の兄貴にききながら釉薬に取り組むようになります。

あれからもう20年。

今もまったく勉強途中で、相変わらず情けないオッサンですが、作陶されている人が妙な遠回りをしないように、今日も発信を続けていきたいと思います。

この1年で上手くなったのは、ロクロでも窯焚きでもなく、カメラの設定と操作だというのは公然の秘密です。



posted by inoueseiji at 09:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中
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