学生のうちに勉強しておけと言われても、ついつい他のことに現を抜かして大人になってしまい、あらためて英語の勉強したり、ゼーゲル式の計算方法を独学したりするのが人間というものです(うちも英語?の字幕つけるか)。
先日多くの方がロクロに憧れてやきものをはじめたということを紹介しました。
ロクロに対する憧れ、実際に触ったときの楽しさ、人を夢中にさせる道具と作業工程であるのは世界共通みたいです。
海外の陶芸本では有名なコチラ。
著者のトニー・バークス先生もオッサンと同じようなことを書いていらっしゃいます。
(技法書のレベルは海外のほうが高い気がします)
(陶芸愛好家は世界共通ですな)
(一番肝心なんですなぁ)
(250年前も25年前も同じだよね。やきものだからさ)
(後悔するから進歩することもありますな)
ロクロが入り口なのは間違いありません。
15年も講師業をしていますから実感として理解しています。
焼成と窯について、わたしが目の前で伝えても聞かない人は聞きません。
こっちの話は聞かないでオデコに「早くロクロさせろ」と表示されている人もいました。
じゃあロクロにはしっかりとこだわってくれるのかというと、全くそうでもない。
ロクロの前段階の準備、土練りや土殺しをないがしろにしたまま、とにかくロクロを回したい。
ようするにクルクル回すことが楽しいわけでしょう。
そして基本と地味練はイヤ。
上手くなりたいとか思わないのかな?
観光地の体験工房みたいなところならそれもいいでしょう。
もしかしたら、そういう方々に迎合する陶芸教室もあるのかもしれない。
ただ生涯学習という理念を持つ施設で講座をもっているワタシにはそれは出来ません。
わたしは受講生にはロクロをはじめ、作陶技術全般に上達していただきたい。
そのために指導をするわけですが、前述のようにそれがイヤなオジサマも過去にはかなりいて揉めたこともありました。おかげさまで「ロクロ・マスターベーション」という嫌な言葉が生まれたりしたのです。
逆にいえば自分勝手にロクロができる教室(もう教室じゃないか)なんかを運営すると儲かるかもしれませんね。
- 好きなようにロクロやってくださいね!
- 指定されたように焼成もしておきます!
- ショバ代と焼成代はかなり高めです!
- いやぁ〜世界で一つの作品ですよぉ〜!
設備があれば出来そうです。
教えないからコチラも楽。
たいして講師のレベル(講師じゃないか)も必要ないからバイトでいい。
(アルバイトで回せるということはフランチャイズの可能性があるわけだ)
いいね。
窯と電動ロクロ見積しますよ!
イノウエも昔ですが口臭や身体のケアと身だしなみをしっかりとして、陶芸教室をプロのサービス業としてやるなら、すぐにポルシェに乗れるようになるよと花の都大東京の方から言われたことがあります。もちろん絶対嫌だと断りました(酒席の冗談だったけど)。ポルシェの代わりに軽トラサンバー(同じRRだぜ)手に入れたからこの人生で満足です。
でもそれ、ビジネスとしては正解なのかもしれません。
例:
♡白薔薇ポタリ―スタジオ会員様募集です♡
太陽と情熱のロクロ・コース
指導:スウェイジ・イノウエ先生
前から指導 5000円/30分〜
後ろからゴーストコース 8000円/10分〜
ティータイムあり。
※アフターディナーについては先生とご相談ください。
(偏見でしかない)
今ならやるかもしれん(笑)。