2020年09月04日

100Vの電気炉はやっぱり便利


先日、梶田絵具店の梶田さんとお電話した際、「100Vの電気炉は便利だともっと発信したほうが良い」と言われましたので、すこし商売っ気を出して書いておきましょう。



わたしの受講生の最年長Kさんは今年96歳。

91歳で自作された8kwの電気炉をお持ちなのですが、先日ウチにあった100Vの電気炉も持っていかれました(泣)。

ご自身で灰を作り釉薬のテストを盛んにされているのですが、8kwで一気に焼くよりも、新たに作った調合をその都度結果を確認しながら煮詰めていくためには、やっぱり小型炉が必要だということになったそうです。

イノウエはまた自分用に一基発注して、いま手元には100Vの電気炉がない状態。
たしかに不便です(笑)。




女流作家が活躍する某陶芸マンガでも、通常の陶芸窯の焼成時間では、すぐに結果が出ないのがマンガ的にいただけないのか、数時間で焼けちゃう謎の「ジェット窯」というものが登場していましたしね(笑)。

まぁ現実の作陶においても今日窯に入れたものが明後日には確認できる100Vの電気炉は本当に便利で有難いものだと思います。

梶田さん曰く、「給付金で中古車買うぐらいなら100Vの電気炉で2年頑張れ!」ということでした。
そうすれば作品のレベルが大幅にアップしてもっといい中古車が買えるぜ(結局中古かい!)、ということだろうと思います。

そもそも昔の旧型の100Vの電気炉でわたしは基礎を固めたわけですし、そういうプロは案外と多いものです。

フルサイズのプロ用一眼レフを買うのも大事ですが、カメラマンになるにはなんでもいいからカメラを手に入れて撮り始めないとはじまりません。

パソコンだって中古でいいから手に入れてドンドン発信したり動画編集とか写真加工とかをやってみることが大切です。

どうせ様々な操作や方法を覚えた頃には、また新型が出ているわけですから、その時に新品を購入すればいいと思います。

ホリエ〇ンもよく言っていますが、レベルが低くても人より先にはじめることに意義があるわけですね。

やきものは当然ながら窯がないとはじまりません。
そして人生の時間は有限です。


陶芸教室の役目の一つは、窯とロクロと作業場所の提供ですが、現在のコロナ禍の影響で縮小や休止によって作陶環境が持てなくなっている方も多いようです。そのような方にも100Vの電気炉はオススメできます。

なによりも、好きな先生や友人のいる陶芸教室があって、さらに家に電気炉があるというのは理想的です。先生ともより深い話ができ、高い次元のアドバイスをもらえるようにもなるでしょう。

そうなれば教室も活気づき、新たに入る人のレベルアップのスピードも上がります(実体験)

バカみたいな昔話ですが、むかしは電動ロクロを全然教えない、みたいな教室もあったりしたものです。なぜって?上手くなって独立されたら嫌だからだそうです。いまとなっては考えられない有り様ですが(笑)。


ちょっと脱線。


電気炉にしてもガス窯にしても、自分の窯というものを手に入れると劇的に作陶レベルは上がります。

これは間違いのないことです。

なぜならロクロで挽いて絵付けして釉薬掛けた記憶が新鮮なまま、焼成したその作品を手にするからです。

あの工程がまずかったんだなぁとか、これは上手くできたゾ、なんて数日のうちに繰り返し焼成して確認できるわけですから、自然と脳内に陶芸回路(?)が形成されていくわけですね。

というわけで。

是非とも100Vの電気炉をご検討ください。


ふくおか陶芸窯では、無料の資料を郵送しております。
資料その他の質問にもお答えいたします。

またご購入の方には誠心誠意サポートを行っています。


コチラのリンクから是非お問い合わせください。







★梶田絵具店のチャンネル登録もよろしく!


(トキちゃんファンクラブ会員募集中!)
posted by inoueseiji at 08:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中
この記事へのコメント
 ジェット窯は知りませんが、
「昇炎式の小さい炉」「ブロア式のガスバーナー(できれば水冷)」なら普通にあっという間に上げるだけなら上がります。窯も壊れませんよ!中身がどうなるかは知らんけど(笑
 ガス炉でなら、朝から火を入れて1700℃一時間キープで6時に帰宅してまいたよ。しかも毎日稼働(笑

 もしかしてそのマンガって、デッサンの狂いのひどい、ふた昔前の青年誌の絵柄みたいな奴ですか?
 昔床屋か歯医者で読んだことがあるのは、1巻で弟子入りしたところの先生が海原雄山似で弟子にジャンピングニー喰らわすような暴力オヤジだったのに、飛ばして先の巻見たら理想の師匠然としたいい人になってました。何立派なふりしてんだオメエ、みたいな。
 話は全然覚えてないんですが、陶芸バトルっぽいのしててものすごくつまらなかったです。

Posted by 福田豊 at 2020年09月04日 17:02
わたしも福岡で独立後に困り果てた建材メーカーの試験炉の仕事をしたことがあります。それは30分で900℃にならなければならない、というものでした。防火材の試験炉でした。

結果うまくいきましたが、炉や断熱材についてずいぶん勉強になりました。いろいろな条件がありますよね。

まさに陶芸ならば中身はどうなるか知らんよ!の世界ですよね。

しかしかなり前からマイクロウェーブ炉というものが共栄電気炉製作所で制作されており、分厚い大物の作品も数時間で焼成できるようになっています。高価な設備なので陶芸家の導入例はないようです。通常の窯とは違い、中部から焼ける感じなんですね。

マンガはおそらく同じものを言われていると思います。わたしはそのジェット窯の登場で急激に冷めて読まなくなりました。焼成をバカにすんなって(笑)。

菊練り勝負とか、わたし個人はネタとしては面白いものがありましたけれどもね。舞台のある窯が思いっきり同期の実家がモデルだったりして笑っちゃいましたけど。NHKが昔実写ドラマ化したはずです。

Posted by inoueseiji at 2020年09月04日 18:23
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187873923
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック