「なぜ能力の低い人間は自身を素晴らしいと思い込むのか」という調査によれば、能力の低い人間は以下のような特徴があることが分かった。
- 自身の能力が不足していることを認識できない
- 自身の能力の不十分さの程度を認識できない
- 他者の能力を正確に推定できない
- その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、自身の能力の欠如を認識できる。
ウィキペディア ダニング₌クルーガー効果より
いるね〜、陶芸にも(笑)。
逆に能力の高い人間は自分を過小評価しているそうですよ。
自分がサラッと出来ることは誰でもサラッと出来ることなんだと思うから、だそうです。
わたしの拙い発信でも、ネット上での窯に関する発信が少ないからか、そこそこ見ていただいているようです。それらの発信についていろいろな質問をいただくことがあり、それはまたこちらの勉強と経験値の蓄積にもなることですから、なるべくわかる範囲でお答えするようにしています。
それでも本州の端っこあたりの准〇授みたいに、プロをタダでこき使おうというアホに当たることもあり、ホームページには有料対応と無料対応の基準を明確に記しているわけです。
逆に動画のコメントについては「その動画にかかわることであれば」なんでも答えていくようにしています。
わざわざ「」で囲っているのでもわかるようにロクロの動画に違う動画の窯のことを聞いてきたり、そもそもまったく動画に関係のない個人的な機材の質問を書き込まれることもあり、困惑することがよくありました。
まぁ答えられる範囲のことであれば答えるようにしてはいましたが、そういうコメントに限って返信しても何の反応もありません。
聞きっぱなし?
そりゃ上達しないよ(笑)。
いちいちそれに反応していては革命は成就しませんから、どんどん進んでいくしかないのですが、本当にもったいない。
直接メールしてくださる中にも、明らかに有料である事案について、よろしくお願いいたします、と言われてもねぇ…。
それよりも。
わたしを筆頭に発信している人とその内容を鵜呑みにしてはいけません。
尖ったナイフのような少年時代を送ったイノウエが、免許だ資格だとたまに言うのは、我々やきもの自営業には誰もツッコんではくれないからです。
無資格でなれるイケてる職業
第4位 陶芸家
なんですよ。
(順位は適当〜アナタも考えてみよう)
免許もなにもないわけ。
陶芸教室の講師にもなんの資格も必要ありません。
それでいいし、そういうものです。
免許がない、それは大人のチェックは入っていませんぜ、ということでもあるわけですから、そこを注意していきましょ。
最近サボり気味ですが、発信するには話す内容の参考文献やエビデンスをなるべく示すべきだし、理系はオール2でしたとか、理数系の大学でお勉強しましたとか、発信者はちゃんと白状して、視聴者も発信者のバックボーンを確認してから受け取る度合いを考えましょう。
個人の発信にはチェックが入りませんから、どうしても玉石混交になってしまいます。
わたしのロクロ動画なんて職人さんからすれば、白帯が偉そうにという感じでしょう。ゼーゲル式の説明とかも、お前がするんじゃない、とあの人とあの人とあの人の奥さんが心の深いところでは思っているのかもしれません(笑)。
また逆に「オレの言うことが正解っス!イエ〜100マン通り調合を使いこなす天才はこんイノウエばい!」なんて言う方もいるでしょう。
検索すれば一つのキーワードでそれが同列に並べて表示されてしまいます。
そして視聴回数が多いと正解のような錯覚をしてしまいます。
(敬愛する陶芸ユーチューバーの全動画が最近非公開になったようですが、おそらくはそのあたりの遠因にもなっているのかなぁと勝手に想像しています。違ったらごめんなさい。応援は永遠にいたします)
さて陶芸に見るダニング=クルーガー効果についての説明は、あいかわらず尻切れトンボで出来ませんでしたが、またいつか!
類似する用語:カジタ=イノウエ効果
個別の調合を先んじて行えば一つの乳鉢を用いて正しい実験が行えるが、34歳以下の男性が往々にして陥る、いい加減な計算に頼って次々に原料を乳鉢に投入して乳鉢のサイズが大きくなっていく現象。またそれによって作られたテストピースの釉薬は先に塗布した釉薬の減少分を考慮していないためにまったく資料として機能しないことをいう。おもに日本の窯業界のほんの一部で使用されている用語。