今日はロクロ上達のためになるヒントを一つ。
先日講座で数人の方に指導した電動ロクロでの一個挽きです。
重さをキチンと測り、フリーカップのようなものを挽いてみます。
ロクロの天板がまぁGLですから、底の厚みがつかみやすいわけですね。
そして以外と難しいのが230〜250グラムていどの土の芯だしと土殺し。
小さいものができればあとは大きくしていけばいいのですが、小さいものをしっかりと芯だしするのは意外と難しいです。
底の面積があまり大きいと持ち上げられなくなりますから(動画参照)、その場合は亀板を使用するといいでしょう。
確実に230グラムでフリーカップができるようになれば、組み合わせたり継ぎ足したりして、様々な器形を求めることができます。
土の性格から、常にこのようなロクロ挽きをしている産地もありますし、海外の方の動画でもよくみる技法ですね。
いつでも数キロの土を回す必要は、趣味や量産以外の作陶では実は意外とありません。
わたしは窯詰めの最後にガンガンこの一個挽きをしてフリーカップを作ります。
削らないから仕事が早いんですよね。
(全然芯が出てないなぁ)
↓ くっちゃべってない海外向け(笑)バージョン。
一個挽きしてガス窯で炭化焼成(ちょっと失敗気味)のカップたち。