2020年12月05日

上絵と金彩と鉛を語る前に



はっきり言ってこの動画を観た直後、ぜひ多くの人にこれを観てほしいという強い願いと、あのアホどもは観ないでほしいという嫉妬のような感情が同時に沸き起こりました。

窯についてさんざん発信してきてもやっぱりこの程度の心の貧しさ。
情けないものです(笑)。


過去に楽焼の動画で鉛のことをさんざんコメント欄に書かれました。
残念ながら、そのコメントはもうアカウントを本人が消しているようで消えてしまいました。

どんな内容だったかというと、お前のせいで鉛の入った釉薬をつくるところだった、危ないじゃないか、アホ、死ね、みたいなコメントとその返信のやり取りでした。かなりの回数のやり取りをしました。

わたしの返信を要約すると、なにか動画を観たり、釉薬のレシピを一つ二つ知ったからといって、理解はできない、わたしの発信も一つの動画に昇華するまで10年がかりだったりしているんですよ、だからアナタも「分からない、実感や自信がない」ならば、調べながらゆっくりやればいいですよ、というものでした。

時間をかけろと言って納得される方はまずいません。

おそらくその方も仕事ですでに動き始めたことへの情報を求めてのコメントだったようで、納得はしてくださいませんでした。

発信しているお前に責任がある、ということを何回も書かれました。だから、実践して時間かけて…いや答えをちゃんと伝える責任がある…の繰り返しのようなことになったわけです。


鉛が悪い、怖い、毒だ、それは一部は正しいかもしれないけれど、間違いでもあります。
その間違った認識は無知からきている。無知という言葉がキツイのならば、情報の少なさ、だとも言えます。

ものごとを身に着けるには時間がかかります。
そして自分で実践するしかありません。
答えを聞いても解決はしないのです。

わたしも楽焼きの作品を作った時にはさんざん調べて確認もしました。
レベルは低いですが、何年もかけたのです。

最近の若人は長い動画も観れなくなっているらしいですから、とても専門書なども読めないかもしれませんが、中高年も似たようなものです。時間が惜しくなっているのは全世代共通で、ウソでも断言してたくさん言えばホントになったりするのです。



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例えばE=mc2といわれても我々に宇宙の秘密も、光と時間の不思議さも実感できません。

いきなり答えをくれというのは、それに近い。
この公式を利用する準備はできているのか?



引退された方にそのようなお話をさせていただくと、わたしには時間がありません、もう若くないから、と言われることがあります。


だからポンと答えが欲しいということでしょうか?


だったらその答えはE=mc2になっちゃいます。
(ヤンキーも知っている公式第1位:相対性理論)





88歳でやきもの講座に入って初めて陶芸用粘土に触れ、91歳で自分の窯を持ち、94歳からは自分で灰や土も作っている人がいます。いま96歳です。

時間がないと、この方も言われます。
アナタの真逆の意味で。


まぁ意地悪な話はここまでにしましょう。





この上絵の動画。

まちがいなくこれ以上の授業はないでしょう。

アナタがどんな大学に入っても、専門校に入校しても、窯元に弟子入りしても、ここまでの内容を理路整然と教えていただけることはありません。

ありとあらゆる絵具を溶いて塗って焼いたことがあり、それらの使用現場と製造現場をしっているのは梶田さんぐらい、全国でも2,3人いるかいないかでしょう。



そもそもワタシが梶田さんのところで働いていたときには、ノート数冊に及ぶメモを残しましたが、それでも上絵や金彩等についてこんなに詳しく習いませんでしたから(笑)。



それが証拠です。















posted by inoueseiji at 08:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中
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