今年初の宿酔いと戦いつつ、ご挨拶を。
どうか皆様本年もよろしくお願いいたします。
親類の集まりもなく、年末年始も陶芸三昧という方からのご連絡もいくつかいただきました。
今年も楽しくさらに進んだ作陶を続けてくださいませ。応援しております。
さて。
ちょっと正月っぽいネタを。
これは恥ずかしながらウチのお雑煮です。
博多雑煮ですから具沢山なんですよ。
絶対入っているのはブリ。これがうまい。
なんで入っているかというと、「良か嫁ぶり」という意味があるそうです(母親説)。
実際に結婚すると嫁の実家にブリを送る風習があったりもします。
でも多分それは母親説で、ブリが出世魚だからというのが本当のところでしょう。
出汁はアゴ出汁。
アゴとはトビウオのことです。
焼アゴの出汁は高級なのです。
それから鶏肉(カシワ)、しいたけ、かつお菜、かまぼこ、里芋、ごぼう、薄く切った大根(器の底に敷き餅がくっつなないように)、あとは各家庭でいろいろです。
餅は丸餅です。
そうそう、むかし初めて愛知県だか多治見だったかで餅つきに参加した際、丸めずに包丁で切り出しているのを見てびっくりした覚えがあります。
さらに雑煮を頂いた時にも「え、具こんだけ?」と言ってしまい顰蹙を買った記憶があります(笑)。
あれからもう何十年も経つわけで、いろいろな地域文化があるんだなぁ、と訪ねた土地を思い出します。やきものもたくさんの産地があり、それぞれに文化や技術の継承がありますよね。本年も多少はその世界の役に立てるように頑張っていく所存です。
それからコチラはとあるお客様から数年前に頂いた器文様の帯。
お正月にすることが多いです。というかすっかり正月以外にキモノを着る機会はないですねぇ。
とりあえずは家でノンビリと過ごしております。
今年はどんな一年になることでしょう。
もう少し寒い時期がつづきます。
どうか皆様ご自愛ください。
本年もよろしくお願いいたします。