2021年08月20日

陶芸家の条件

『奏でる陶芸家カルテット展』
博多阪急1階メディアステージ
■8月18日(水)〜24日(火)

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園田空也

岩元鐘平

草場瑛人

齊藤博之

博多阪急ライフスタイルリヴィング

九州陶芸家が集い2019年にスタートしたイベント、それぞれ作家の共通点の音楽やライフスタイルを通して作品を展示する1週間。




数学でさえその研究を支えるのは情緒だそうですが、ものを作る仕事であればなおのことでしょう。

陶芸家さんはいろいろなことが出来る、好き、趣味、という方が多いような気がします。
それ以外にも自分で家作ったり、小屋建てたり、そもそも窯を自作する方も多いですね。

カメラが好き、楽器の演奏ができる、デザインや絵のほうがコッソリ得意、スポーツマンだったり、機械いじりが得意、野菜をつくったり、花を育てたり、お茶やお華をされている方も多い。陶芸家というのは決して土にばかり向かっているわけでもない。わたしの好きな志村さん(ハニワでブレイク?)なんて文学のほうで受賞歴がありますから。


もしかしたらそれが職人と作家の相違点であるのかもしれません。

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技術だけを磨いていくと「技術だけ」が上がります。
体育会系の部分ですね。

でもちゃんと自分の情緒や渇いた心に水をまいていかないと、人の気持ちを軽くする器はできないのかもしれません。
文系の部分ですね。

卑近な例で申し訳ないですが、わたしが作品上の師匠としている方と知り合った頃、フランクルやカルザスという名を知っていたことが相当プラスに働いたのは間違いないと思っています。そういう部分の繋がりがいまでも長電話できる間柄となっているのではないかと単純に事実として自己分析しています。

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作家と作家、作家とお客様、師匠と弟子、器ややきものの間ですが、音楽を軸につながる方々もあるでしょうし、お茶やお華でつながっている方も多いかもしれません。

そうしたつながりの中で育つ自分の情緒がその人の情動やエネルギーやきっかけになっていくのかもしれません。

ロクロ名人をたくさん見ましたが、実はロクロ名人(つまり職人の頂点)が美しく素晴らしいものを作れるのか、というのは別問題でした。

技術だけでは到達できないところ。

そんな場所を知っている作家さんの作品には魅力があります。

このグループ展のみなさんは九州在住の方ばかりです。

偶然にもこの4人の作家さんのうち3人の作品をわたしは過去何度も購入させていただいておりました。本当にオススメです。

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まぁイノウエもくさ、一応ピアニストでギタリストやけんねぇ。





posted by inoueseiji at 06:01 | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中
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