先日共栄さんの工場紹介動画をアップロードしました。
直後より問い合わせを数件あちこちからいただき、やはり映像の力は大きいなぁと思った次第です。
そもそもコロナがなければ協力関係にあるメーカーの工場紹介動画を撮ろうと画策していましたし、それは必ずお客様の安心と製品に対しての信頼につながることになると確信していました。
様々な陶芸窯の製造メーカーや販売店があります。
国産ではない電気炉も多く国内に流通していますし、それを販売しているところの方が業界では名前が通っていますよね。
事実これまでも「あなたの紹介するメーカーは聞いたことが無い。やっぱり○○ポにします」と言われたこともあります。
そんなときにこうした動画があれば、と悔しい思いをしてきました。
100Vの電気炉においては競合する製品の価格帯もほぼ同じで、ターゲットとなる家庭で作陶される方々にその相違点は判断しにくいのも事実でしょうし、あちらもわざわざ「ウチのは国産ではありません」とは明示してありません。
こうした陶芸用電気炉の販売競争において、われわれのセールスポイントはなんでしょうか。
多治見という陶産地において70年以上前から電気炉を造り続けているということが一つ。
日本初の還元焼成対応電気炉やマイクロウェーブ炉、超高温炉を開発する技術力があることが一つ。
製造に関わる人たちは陶磁器製造や焼成、電気、計装、金属加工など築炉にかかわる技術をそれぞれの専門として持ち、分業しながら質の高い製品を世に出しているということが一つ。
電気炉においてすべての部材や製造を国内にて行っているということが一つ。
(下町ロケットみたいになってきたな)
企業と製造のトップに陶磁器製造と焼成の経験と知識を持った人が複数いるというのも強みの一つでしょう。
(わたしとしては当たり前と思うのですが今ではこれがセールスポイントかぁ)
ご存知ないかたも多いかもしれませんが、海外と日本では焼成温度や窯や機材に対しての感覚が全く違います。壊れれば直せばいいという国民性もあるでしょうし、高性能を犠牲にしてもユーザーによる補修を可能にするという考えもあるようですし(理解できんが)、そもそも窯に対する感覚がズレまくっているということもあるでしょう。
これについては過去動画でもお話しています。
どこで誰が造ったというのが見えているというのはとても大切なことではないでしょうか。
特に家と窯は製造者の顔が見える方がいいと個人的には思っております。
遠くのお客様で大きな電気炉であれば、なるべく製造中の進捗状況の写真を工場にはお願いするようにしていますし、今回の動画もその意味があります。
今回の工場紹介動画は、すでにふくおか陶芸窯で電気炉をご購入されたお客様方にとって、自分の電気炉に対する安心感や信頼性、ある意味プライドにもなったようです。
今回の工場紹介動画は、すでにふくおか陶芸窯で電気炉をご購入されたお客様方にとって、自分の電気炉に対する安心感や信頼性、ある意味プライドにもなったようです。
まだまだあるのですが、続きとします。