2021年09月28日

中古陶芸窯の選び方 ★ ガス窯 1


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ブチ切れていても解決しませんので、中古の陶芸窯を選ぶ際に必要な情報を上げておきます。
また何か思い出したら追加していきます。

ちゃんとした業者さんなら逆にここまで行っていることをアピールして信用を得ることができます。お客様に判断材料がないということは「ダメ業者が蔓延る」だけではなく「良心的な業者を評価する」こともできないということになります。それではやきもの業界は良くなりません。



以下確認してみてください。

特にいま現在ガス窯をお使いの方、ガス圧計を十何年も交換していないなら換えましょう。
動画もリンクしておきます。






★ガス窯を中古で購入する

 チェックポイント その1


  • メーカーと容積・重量
  • 製造年よりも焼成頻度を知る
  • 壁の厚み・炉内寸法・色見穴の数と場所
  • ダンパーとドラフトの素材と様式
  • 本体のリペイントは行うか
  • バーナーのメーカーとサイズ・本数
  • バーナーヘッドの割れ・ヒビ、素材
  • バーナーのオーバーホールは納入前に行うか
  • 炉内の状態・耐火断熱レンガの状態・色
  • 2次側のガス圧計は50kPaメーターか
  • 納入時にガス圧計は新品に交換するのか
  • 配管の取り回し・コックや点火棒の状態
  • エントツの素材と長さ
  • 付属のエントツは専用か流用か
  • 熱電対・棚板・その他付属品の有無
  • 扉のブランケットの状態
  • 炉内の耐火断熱レンガの状態
  • 補修された部分の有無とその方法
  • エントツ工事の費用が別請求か
  • 雨仕舞の施工方法と雨漏りした場合の補修内容
  • 焼成指導はできるのか
  • 販売業者の窯焚き能力の有無
  • 総額の見積書と工事内容の覚書
  • 見積と請求金額が変わる場合の条件
  • 現物を確認できる場合は寸法と写真
  • 出来ないならば補修工程の写真の提出が可能か


それぞれの細かい内容はまた発信します。動画にするかな?


posted by inoueseiji at 14:07 | TrackBack(0) | 窯と焼成に関すること
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