2025年01月28日

電気炉の補修やヒーター線交換に免許は必要ありません【陶芸窯:電気炉】

は〜い、イノウエです。

そんなわけねぇってば笑。

陶芸窯の補修で資格がいらないとか誰が言ったのかね?

(あ〜そういえばアイツが言ってたなぁ。)

それから相手が明らかに200Vの電気炉のヒーター線を「無資格で」交換しようとしているのに、部品を供給している何とか◯ット◯ムとか大丈夫かな?

まぁそれは放っておきましょう。

こちとら忙しいんで。

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先日はこんな時代のヤツを。

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こんなふうに改造してもらって取り付けてきました。

第二種電気工事士のわたしが出来るのは盤の改造ではなく、あくまでその取り外しぐらいです。
それでも現地では電気屋さんとわたしの配線が違っていたのに気が付かず、あれ温度上がんない?とちょっと焦りました。
すぐに解決しましたが、別に工業高校電気科出身でもないですし、芸術学部と訓練校出身のわたしとしては第二種電気工事士を取得しただけでも褒めてほしいレベルでやんす。

工事士取得だって友人に電気関係が3人もいたからどうにかなったのであって、DIYのために電気工事士でも取ってみようかな、というレベルであればこんなことは出来なかったと思います。

小さなレベルで言えば、ネジの締め付け方法とか、マーキングとか、ワッシャーに向きがあるとか、テスターの使い方とか、免許取っても知り得ない業務上の常識は山のようにあります。
(無資格の上にサビたネジも外せないような人は電気炉の補修はやめておこうね)

わたしは友人のバイトで配電盤の改造や組付けなどに付き合ったから「なんとなく」わかるのであって、実際にはこの「なんとなくわかっている」というのは作業者として非常に危険な状態です。

現場では共栄電気炉製作所の方々に電話先でサポートしてもらえるから出来ることがあるのであって、一人で自信満々に出来るのは100Vのコンセントをチキチキ交換するぐらいのことですわい。

正直電気は怖い。毎回怖いです。
その怖さがあるからまだマシなのかもしれませんが、怖いです。
国内で発生する火災の2割程度は電気が原因です。


それから電気炉の制御なんて自社で製造しているのは共栄電気炉製作所さんだけじゃないかな。
他のところは外注されていると思います。ヒーター線もね。

それよりなにより。

まさかとは思うけど電気炉の製造販売していて社内に誰一人電気工事士がいないとか〜はないよねぇ?
だって設置後に自分たちでヒーター線の交換なんかのメンテナンスできないってことになる。
無資格でも出来るって言いたいのかもしれませんが、それで事故が起きたら会社は終わりだ。

ヒーター線の交換には資格が必要ですよ。

試験は年2回になったし、液化石油ガス設備士の半額以下の受験料です。
工具はホームセンターで全部揃う。

電気工事士の情報は動画も含めたくさんあります。
動画や書籍も大変多いので、勉強しやすいですよ。
オススメします。




ご安全に!
posted by inoueseiji at 08:34 | イノウエセイジの頭の中

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