天災も怖いですが人災も怖いですイノウエです。
納入された電気炉の操作説明やお問合せがよくあったここ数日。
そういえばプロコンにもメーカーでいろいろです。
(これは相当古いヤツ)
↑ これは明らかに昭和じゃないの?
↑ これは明らかに昭和じゃないの?

(アイツは写真の撮り方も下手だぁ)
↑ これは30年ぐらい前のヤツかな。平成ってことか?
最高温度の設定と弱運転とキープ時間だけ設定できるタイプ。
まだまだ使われているところが多いです。プロコンも汎用のものですね。

↑ 共栄電気炉製作所さんのはコレ。オリジナル。
これも30年近く使われているのかなぁと思いますが。
これ一つで全部出来るタイプですね。
これ一つで全部出来るタイプですね。
標準で2パターン8ステップは楽勝です。
ようするに素焼き・本焼きの2パターンと、それぞれの温度と時間の設定を8つ入れられるということ。
詳しくステップを解説しておきましょう。
あくまで一例ですが、400℃まで4時間、という入力がステップ1となります。
次に400℃から800℃まで4時間でステップ2。
800℃で1時間キープのステップ3もできます。
800℃で1時間キープのステップ3もできます。
もっとも素焼きは800℃8時間のステップだけでも大丈夫です。
結晶釉のお客様も何人かいらっしゃいますが、8ステップもいれることは無いようです。
結晶釉のお客様も何人かいらっしゃいますが、8ステップもいれることは無いようです。

(スタート直後はズレ気味です)
それよりも測定温度と設定温度の同時表示が出来るのでとてもわかりやすい。
選択したパターンと温度を点滅しながら交互表示するやつなどを他メーカーは採用しているようですが、同時に表示されている方が絶対に使いやすいと思いますし、強制終了できる運転ボタンがあるのも重要でしょう(個人の感想です)。そんな事件がありましたね。
この2つの数字がもし最高温度付近で大きくズレてくればヒーターの寿命が近いと判断できます。
もしくは設定や窯詰めに無理があるかですね。
ここを液晶の日本語表示にしたり、山のようにボタンを作ったりすれば焼成能力に関係のない部分でコストが上がります。お金をかけるべきはヒーターの素材や断熱材の方でしょう。
共栄電気炉製作所さんのものは見た目はシンプルなプロコンですが、自動で延長したりするウェイト機能などがあって流石電気炉メーカーさんオリジナルのものです。
プロコンの部分にグラフ状の表示があるモデルもありますが、それはプロは必要ないんじゃないかとも思います。
それよりも電気炉とはいえ、パターンやキープ時間などをグラフに手書きして検討することをオススメします。ついでに窯詰めしたものなどを記録しておけばさらに良い。
ガス窯のお客様に比べて電気炉のお客様が意外と本焼き回数を把握していないことが多いです。
何回本焼きしましたか?と聞いてもえ〜何回だっけ?という方がよくいらっしゃいます笑。
焼成記録表_電気炉用.pdf
↑↑↑ ホームページにも公開してますが、よければこんなの活用してください。
自動制御は便利ですが、電気炉では炉内の排気はしっかりと意識して、窯を長持ちさせてくださいね。
自動制御は便利ですが、電気炉では炉内の排気はしっかりと意識して、窯を長持ちさせてくださいね。
ボタンを押すだけで、という誤った営業トークは信じないこと笑。
電気炉で重要なのは排気への意識です。
ご安全に〜!
電気炉で重要なのは排気への意識です。
ご安全に〜!