2025年02月07日

陶芸家になる最短の方法【2025】ロクロ編3

雪は好きだけど凍結はキライ!なイノウエです。
はいおはようございます。

また久しぶりの筑前工房実験教室。
土練機を出してきてお掃除して開始です。

IMG20250206145912.jpg

それぞれの手の感覚でやってもらいます。
250グラムを基準として練習開始。

写真は同じ人ですが、奥の8個は「重さだけを意識して」の玉取り。
手前側は「その形では次の工程以降で作りにくいことになりますよ」という説明をしてからの形。

指導する側がそういう部分に気が付けるというのも実験的な教室の有り難さです。
マジサンキュー。

重さを揃えるしか説明していなかったら、形は好き好きになってしまう。
でも実際にはその先に親指で器のきっかけとなる穴を開ける工程がありますので、縦長の玉では作れません。
みかん形の玉取りにしないとイケないわけですね。先の工程も考慮して説明することも必要なんだと思いました。

説明するということの難しさはいつも感じます。出来る人やプロを相手にするのもまた難しいものです。
勝手にこっちが相手の理解度を高く見積もってしまい、相手もわからないと言わない、言えない場合など、あとでトラブルことにもなります。

生涯学習センターの講師とYOUTUBEの発信で自分は説明力が上がったのは間違いない。しかしそれでもまだまだ足りないと思い知らされることがよくあります。


(プログラムって難しいのね笑)

ロクロを通じて、陶芸を通じて、いろいろな気付きや成長があるものです。
特に説明をすることやされること、技術の伝達なども難しいものがあります。だからわたしは事細かに説明することにいつも尽力しますが、黙々と住み込みで弟子入りしているような人のことも肯定的ですし、大きな意味があると考えています。

そんなことをいうとこれまでの発信と矛盾すると思われる方もいるかもしれませんが、要するにアナタがどのポジションにいるのかで正解はコロコロ変わるということです。年齢やプロかアマかでも変わります。プロでもどのジャンルやレベルで行うのかでも変わります。

ただ一点、そこで使われる機材の使い方や整備については変わることはない。
それだけはブレずに発信しているつもりです。

ということでよろしくメカドック!
posted by inoueseiji at 07:27 | イノウエセイジの頭の中

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