通常検索よりもAIに聞いた方が何倍も電気代がかかるらしいですね、イノウエです。
まぁ知ったこっちゃないですが。
先日AIに聞いた窯の焚き方は誰も信じてはいないと思いますけども笑。
AIの答えに一部マーカーをしていますが、その色には意味を持たせています。
紫色のものは「それは間違いだろ」と思ったところ。
先日AIに聞いた窯の焚き方は誰も信じてはいないと思いますけども笑。
AIの答えに一部マーカーをしていますが、その色には意味を持たせています。
紫色のものは「それは間違いだろ」と思ったところ。
黄色は「だからそれを聞きたいんだけど」「そうだったら苦労しないわ」というニュアンスのところです。
そもそも素焼きか本焼きか、最終的に何℃で焼成するのかを聞かれていないあたり、ダメな業者の受け答えみたいで微笑ましいですが、お客様にはそんなことは判断できないでしょう。
昨日も焼成指導のお仕事をしてきましたが、灯油窯で小型なのでなかなか難しかった。
福岡に戻ったばかりの頃、自分が築炉メーカーで働いてきたことが知れると、いろいろと相談やこんなことがあった、などと様々な事例を聞くことがありました。
その中で印象的だったのが、灯油窯を知人が購入して自宅に設置したが、煙突からの黒煙とブロワーの音で近所中からクレームがあり、雨の日にしか焚けなくなったというものがありました。焼成指導はあったんですかと聞いたら設置時に軽く説明があっただけ、とのことだったと聞いたように記憶しています。初めての窯が灯油窯でアマチュアの高齢女性なら無理があるように思います。
わたしも灯油窯をこれまでいくつか設置しましたが、場所を選ぶ窯だと思います。あまりに隣の家が近いところであればやめた方がいい。そういう方ならガス窯をおすすめします。
これを売りっぱなしにしてきた業者やメーカーの罪、つまりは業界の罪はゼロではないと私個人は思っています。焚けない人が焚けない人に売りっぱなしにする悲喜劇。本人にしてみれば悲劇でしょうけれども。
でもね。わかりますよ。会社員で営業とかだったら売れればいいよ。相手が苦労するとか焼成できないかもしれないとかを考える必要はないし、考えないでしょう。わたしだって社員だったときには「今週の土曜日休みかなぁ?」とか「寸志ってボーナスじゃないの?」とか、そんなことしか考えてなかったもんです。
それは社長や経営者が考えること。
だからトップの考えが大事なんです。
わたしは大沢ガス炉商会にいたからこんなキャラになったんです。
それは創業社長がそういう人だったからに過ぎません。
私は灯油窯の経験が一番少ない。だから焼成指導はこちらとしてもありがたい経験値アップの機会でもあります。灯油バーナーのオイル漏れを直したり、いくつか補修をやってみて構造は理解しても、実際の灯油バーナーの挙動は窯焚きを通じて体験しないとわからないわけです。
ガス窯もほとんど発信がないけれども、まぁ灯油窯も発信はない。先日のAIは「窯の説明書をよ〜と読まんといかんばい」と言ってましたが、そもそも窯の説明書なんてついていないこともあるし、灯油窯に関しては、点火と消火の方法が載っている程度で「灯油バーナーの説明書」でしかない。エントツの働きなんかを書いている説明書におめにかかったことがない。これは書籍でもそう。いろいろと偉そうに書いていても窯の焚き方を発信できないわけじゃん笑。
焼成指導をするということは、灯油バーナーの仕組みや操作に「習熟するためのアドバイス」を行う必要があるということです。正しいやり方だけではなく、エントツの働きやダンパーとドラフトのこと、火力との兼ね合いなどを実体験してもらうために行う必要があります。
そう考えると業界未経験の方が設置するのはありだけども、焼成指導は難しいと思います。もちろんコツコツと自社の窯を自分で焚いている社長や業者さんはいます。購入を考えている方はそのへんもよく確認しておくことをおすすめします。
もちろんそれなりに失敗もするし慣れるまで時間はかかるでしょう。それでもやり方がわかっての失敗と、これでいいのかな?と思いながらの失敗は次元が違います。やっていればわかりますからとか、10回ぐらいやれば理解できますとか、お客様のほうがわかってらっしゃるでしょう?などとホザく業者は焚けないと判断しましょう。
そもそも素焼きか本焼きか、最終的に何℃で焼成するのかを聞かれていないあたり、ダメな業者の受け答えみたいで微笑ましいですが、お客様にはそんなことは判断できないでしょう。
昨日も焼成指導のお仕事をしてきましたが、灯油窯で小型なのでなかなか難しかった。
福岡に戻ったばかりの頃、自分が築炉メーカーで働いてきたことが知れると、いろいろと相談やこんなことがあった、などと様々な事例を聞くことがありました。
その中で印象的だったのが、灯油窯を知人が購入して自宅に設置したが、煙突からの黒煙とブロワーの音で近所中からクレームがあり、雨の日にしか焚けなくなったというものがありました。焼成指導はあったんですかと聞いたら設置時に軽く説明があっただけ、とのことだったと聞いたように記憶しています。初めての窯が灯油窯でアマチュアの高齢女性なら無理があるように思います。
わたしも灯油窯をこれまでいくつか設置しましたが、場所を選ぶ窯だと思います。あまりに隣の家が近いところであればやめた方がいい。そういう方ならガス窯をおすすめします。
これを売りっぱなしにしてきた業者やメーカーの罪、つまりは業界の罪はゼロではないと私個人は思っています。焚けない人が焚けない人に売りっぱなしにする悲喜劇。本人にしてみれば悲劇でしょうけれども。
でもね。わかりますよ。会社員で営業とかだったら売れればいいよ。相手が苦労するとか焼成できないかもしれないとかを考える必要はないし、考えないでしょう。わたしだって社員だったときには「今週の土曜日休みかなぁ?」とか「寸志ってボーナスじゃないの?」とか、そんなことしか考えてなかったもんです。
それは社長や経営者が考えること。
だからトップの考えが大事なんです。
わたしは大沢ガス炉商会にいたからこんなキャラになったんです。
それは創業社長がそういう人だったからに過ぎません。
私は灯油窯の経験が一番少ない。だから焼成指導はこちらとしてもありがたい経験値アップの機会でもあります。灯油バーナーのオイル漏れを直したり、いくつか補修をやってみて構造は理解しても、実際の灯油バーナーの挙動は窯焚きを通じて体験しないとわからないわけです。
ガス窯もほとんど発信がないけれども、まぁ灯油窯も発信はない。先日のAIは「窯の説明書をよ〜と読まんといかんばい」と言ってましたが、そもそも窯の説明書なんてついていないこともあるし、灯油窯に関しては、点火と消火の方法が載っている程度で「灯油バーナーの説明書」でしかない。エントツの働きなんかを書いている説明書におめにかかったことがない。これは書籍でもそう。いろいろと偉そうに書いていても窯の焚き方を発信できないわけじゃん笑。
焼成指導をするということは、灯油バーナーの仕組みや操作に「習熟するためのアドバイス」を行う必要があるということです。正しいやり方だけではなく、エントツの働きやダンパーとドラフトのこと、火力との兼ね合いなどを実体験してもらうために行う必要があります。
そう考えると業界未経験の方が設置するのはありだけども、焼成指導は難しいと思います。もちろんコツコツと自社の窯を自分で焚いている社長や業者さんはいます。購入を考えている方はそのへんもよく確認しておくことをおすすめします。
もちろんそれなりに失敗もするし慣れるまで時間はかかるでしょう。それでもやり方がわかっての失敗と、これでいいのかな?と思いながらの失敗は次元が違います。やっていればわかりますからとか、10回ぐらいやれば理解できますとか、お客様のほうがわかってらっしゃるでしょう?などとホザく業者は焚けないと判断しましょう。