購入したところが答えないから相談が来るけれど、それでお金を取るほどの商売人ではない自分がトホホなイノウエです。
はい、米の研ぎ汁問題は、派生作品?がまだまだしつこく続きます。
繰り返しになりますが、米の研ぎ汁を使用すると目止めになる、ということを作り手の一部が認識して、お客様向けに説明しているということは、自作の器や陶器一般に吸水性があること、場合によってはクレームになるほどのシミができることを把握しているということです。
だとすれば、本来はその米の研ぎ汁についてももう少し詳しく説明するべきなのではとオジサンは意地悪に考えてしまいます。
精米機で7分づきにしているけれど研ぎ汁が濃すぎますか?
研ぎ汁の理想的な濃度はいかほどでしょうか?
米の研ぎ汁はどこで購入できますか?
なんてさ笑。
まぁたしか1970年代の陶芸関連の書籍には確かに米の研ぎ汁について言及している書籍があったと記憶しています。
また土鍋を購入したら最初はお粥を炊いてから、なんておばあちゃんの知恵袋みたいなことを聞いたことがある人も多いでしょう。でもそれはペタライトが今のように多く使用される前の土鍋の時代でしょう。わたしの世代でも若かりし頃の土鍋土はザクザクの手が痛いような土で、焼成温度を変えてと言われていました。
山内陶料さんが一般売りを解禁されてから、今の土鍋は別にわざわざ1180℃で焼成をする必要はありません。他の製品といっしょにSK7のOFで問題なく焼成できます。逆に1180℃で焼成するとトラブルのもとです。1180℃の根拠は以前書いたので、今日は意地悪して書〜かない。
わたしがこんなことを何度もしつこく書くのは、このノリが窯選びや焼成方法にもあるからです。シンプルな理屈や仕組みを知ることなしにただ米の研ぎ汁を盲信するようなノリ。これを是正しないといつまで経っても何百本記事を書いてもなぁ〜んにも変わらないことになるからです。
その証拠にこのブログでは、毎日まいにち2009年のダンパーとドラフトの記事がアクセストップの状態が続いています。まぁ脱線です。
とにかく。
ベストの状態で焼き上がっても陶器には吸水性がある、といということを理解すれば、電子レンジをどうするかもわかるでしょう。また洗い方についても聞くまでもない。
まず電子レンジについては自作の器で何度でもテストすればいい。もしくは、電子レンジこそお客様にはやめといて、と言っていいのではないかと思います。電子レンジは水分子を振動させるわけですからね。条件によっては器に染み込んだ水で、なんてことがあり得るということですね。
ウチはまぁまぁ自作の器なら電子レンジに突っ込んでます。使っているのは失敗作が多いので笑。ちなみにグラタンは織部の型打ちの角皿をトースターでガンガン加熱しています。トースターは意外とへっちゃらのはずです、ってイノウエが言っていたとか言わずに、自分の器は自分でテストしてね。
あとは洗い方です。
先日の記事にも書いたように、むかし同期みんながまだまだ未熟だった頃ですが、購入した知人の器からイヤな匂いがするようになったことがあります。昨日食べたカレーの臭いとかそんな匂いではなく、台所の排水溝のようなイヤな匂いです。飯碗でしたが、それが熱いご飯の匂いに混ざって立ち昇るのです。うんざりしてすぐに使わなくなりましたが、ある時ふと思い出して素焼きしちゃったという話でした。
共働き家庭だったりすれば洗い物を流しにつけっぱなしにしていたり、放置していることがあります。それは別に悪いことでもない。そういうことを想定しておく必要が製造業にはあるのでは?ということです。
また食洗機問題もあるようです。親しい方から聞きましたがオサレカフェの器が洗剤臭くてコーヒーが飲めなかったことがあったそうです。そのオサレキッチンを見ると食洗機でガンガン洗っていた。せっかくのオサレ器をセレクトしているのなら、なぜ手洗いしないのかと思ったそうですが、お店のスタッフが業務用食器と混同しているのだろうから仕方がないことだと思ったとのことでした。
食洗機ね。
だとすれば、本来はその米の研ぎ汁についてももう少し詳しく説明するべきなのではとオジサンは意地悪に考えてしまいます。
精米機で7分づきにしているけれど研ぎ汁が濃すぎますか?
研ぎ汁の理想的な濃度はいかほどでしょうか?
米の研ぎ汁はどこで購入できますか?
なんてさ笑。
まぁたしか1970年代の陶芸関連の書籍には確かに米の研ぎ汁について言及している書籍があったと記憶しています。
また土鍋を購入したら最初はお粥を炊いてから、なんておばあちゃんの知恵袋みたいなことを聞いたことがある人も多いでしょう。でもそれはペタライトが今のように多く使用される前の土鍋の時代でしょう。わたしの世代でも若かりし頃の土鍋土はザクザクの手が痛いような土で、焼成温度を変えてと言われていました。
山内陶料さんが一般売りを解禁されてから、今の土鍋は別にわざわざ1180℃で焼成をする必要はありません。他の製品といっしょにSK7のOFで問題なく焼成できます。逆に1180℃で焼成するとトラブルのもとです。1180℃の根拠は以前書いたので、今日は意地悪して書〜かない。
わたしがこんなことを何度もしつこく書くのは、このノリが窯選びや焼成方法にもあるからです。シンプルな理屈や仕組みを知ることなしにただ米の研ぎ汁を盲信するようなノリ。これを是正しないといつまで経っても何百本記事を書いてもなぁ〜んにも変わらないことになるからです。
その証拠にこのブログでは、毎日まいにち2009年のダンパーとドラフトの記事がアクセストップの状態が続いています。まぁ脱線です。
とにかく。
ベストの状態で焼き上がっても陶器には吸水性がある、といということを理解すれば、電子レンジをどうするかもわかるでしょう。また洗い方についても聞くまでもない。
まず電子レンジについては自作の器で何度でもテストすればいい。もしくは、電子レンジこそお客様にはやめといて、と言っていいのではないかと思います。電子レンジは水分子を振動させるわけですからね。条件によっては器に染み込んだ水で、なんてことがあり得るということですね。
ウチはまぁまぁ自作の器なら電子レンジに突っ込んでます。使っているのは失敗作が多いので笑。ちなみにグラタンは織部の型打ちの角皿をトースターでガンガン加熱しています。トースターは意外とへっちゃらのはずです、ってイノウエが言っていたとか言わずに、自分の器は自分でテストしてね。
あとは洗い方です。
先日の記事にも書いたように、むかし同期みんながまだまだ未熟だった頃ですが、購入した知人の器からイヤな匂いがするようになったことがあります。昨日食べたカレーの臭いとかそんな匂いではなく、台所の排水溝のようなイヤな匂いです。飯碗でしたが、それが熱いご飯の匂いに混ざって立ち昇るのです。うんざりしてすぐに使わなくなりましたが、ある時ふと思い出して素焼きしちゃったという話でした。
共働き家庭だったりすれば洗い物を流しにつけっぱなしにしていたり、放置していることがあります。それは別に悪いことでもない。そういうことを想定しておく必要が製造業にはあるのでは?ということです。
また食洗機問題もあるようです。親しい方から聞きましたがオサレカフェの器が洗剤臭くてコーヒーが飲めなかったことがあったそうです。そのオサレキッチンを見ると食洗機でガンガン洗っていた。せっかくのオサレ器をセレクトしているのなら、なぜ手洗いしないのかと思ったそうですが、お店のスタッフが業務用食器と混同しているのだろうから仕方がないことだと思ったとのことでした。
食洗機ね。
オートクチュールを家の洗濯機にブチ込む感覚やろ、なんてわたしは言っておりません笑。
そしてそれだけ業務用食器というものが優れているということでもあります。
洗剤にしても流しに漬けっぱなしにしても、器の吸水性を考慮しておくべきでしょう。ワタシがいまこのポジションで無責任なことを言うのはズルいかもしれませんが、自分だったらやっぱり釉薬や土によっては食器用の水漏れ防止剤をしてから販売するかな。
米の研ぎ汁なんて書かないで、初めて使用する前には水につけて、使用後はなるべく早く手洗いで洗ってください、と書くべきでしょう。そして吸水性のこと、洗剤を使用する場合の注意書き、よく乾かすこと、匂いがついたら日光に当てることも有効であること、どうしようもなければ引き取って素焼きするなんてサービスもいいかもしれません。またジーンズのように使い込んでいく美しさが陶器にはあるということも発信しておくべきでしょう。
そしてなによりも作り手は自分の器を自分の生活で使ってテストすることが大事だと思います。耐熱の器を販売したいのなら、一冬しっかりと自宅で使い込んでからにするとか、そういうスタンスが大切です。
そんなに待てない!とかあるかもしれませんが、あの人の器いいよ〜という評判よりも、あの人の器すぐカビる!とか水炊きしてたら割れたの!なんて悪評のほうが780倍ぐらい早く広まってしまうので気をつけましょう。写真付きでトゥイッター笑なんかに上げられたらイヤじゃん?
とりあえず釉薬のことも含めて、梶田絵具店のサイトをチェック!
そしてそれだけ業務用食器というものが優れているということでもあります。
洗剤にしても流しに漬けっぱなしにしても、器の吸水性を考慮しておくべきでしょう。ワタシがいまこのポジションで無責任なことを言うのはズルいかもしれませんが、自分だったらやっぱり釉薬や土によっては食器用の水漏れ防止剤をしてから販売するかな。
米の研ぎ汁なんて書かないで、初めて使用する前には水につけて、使用後はなるべく早く手洗いで洗ってください、と書くべきでしょう。そして吸水性のこと、洗剤を使用する場合の注意書き、よく乾かすこと、匂いがついたら日光に当てることも有効であること、どうしようもなければ引き取って素焼きするなんてサービスもいいかもしれません。またジーンズのように使い込んでいく美しさが陶器にはあるということも発信しておくべきでしょう。
そしてなによりも作り手は自分の器を自分の生活で使ってテストすることが大事だと思います。耐熱の器を販売したいのなら、一冬しっかりと自宅で使い込んでからにするとか、そういうスタンスが大切です。
そんなに待てない!とかあるかもしれませんが、あの人の器いいよ〜という評判よりも、あの人の器すぐカビる!とか水炊きしてたら割れたの!なんて悪評のほうが780倍ぐらい早く広まってしまうので気をつけましょう。写真付きでトゥイッター笑なんかに上げられたらイヤじゃん?
とりあえず釉薬のことも含めて、梶田絵具店のサイトをチェック!