設置したエントツの番線が切れたという事案がありました。
まもなく2年目ですが番線の一部は設置後にすぐに切れていたとのこと。
たまたまコチラからご連絡したのでわかりましたが、お客様の方では近所の方に指摘されるまで気が付かず、しかも仮補修もご近所の方がしてくださったとのこと。
大変申し訳ないことでした。
なんとか日帰りできる県外のお客様です。
設置時にも気をつけて工事を行ったのですが、屋根からの露出が長い上に、周囲になにも無い海の近い場所。風の影響だけではなく、選んだ番線の種類も太さもダメだったということでしょう。
日程を調整してようやく伺いましたが、それまでに施工方法や素材などを調べていくつか試してみました。
そして今回はAIも活用して「この太さでこの長さのエントツが風速40メートルの風にさらされた場合は何ニュートンの力がかかっちゃうか教えてくれる?」と質問して、自分が設置時に選定したものがあきらかに力不足だったことも判明。
ホームセンターをくまなく見て、ネットでも調べて、部材をいろいろ買って試して、ステンレスワイヤーを使用することにしました。途中でジョイントの金具も入れてメンテナンス性も上げました。言い訳ではなく、ワイヤーや雨仕舞はいつかは緩んだり補修したりすることもあるものですから、そのときのためです。
今回なにが一番いけなかったかというと、そもそもの番線が切れてしまったということです。
ゆるゆるであっても何かワイヤーがくっついていればエントツが飛んでいくことはありません。切れていればエントツが飛んでいく恐れが強くなるということです。そしてそれによって人やモノを傷つける可能性があるということです。
ゆるゆるであっても何かワイヤーがくっついていればエントツが飛んでいくことはありません。切れていればエントツが飛んでいく恐れが強くなるということです。そしてそれによって人やモノを傷つける可能性があるということです。
エントツは窯本体にも溶接やボルトで固定されていますし、雨仕舞でも固定されていますが、だからといってワイヤーが切れるというのはダメ。いつもより良い工事を考えてきましたが、作業性を追求するあまり、強度などを数値で把握することをいつの間にか忘れていました。
反省です。
もちろん今回の補修についてお客様から費用はいただいておりません。逆にこちらとしては新たな工事方法を知る機会を得て、海沿いのドライブの機会を与えていただいたと感謝しております。本当に申し訳ありませんでした。そしてありがとうございました。
今回のことがわかってから、屋根から長めにエントツが立っているお客様にはすべて連絡をしましたが、他は大丈夫だったようです。しかし、これまで以上にこまめにお客様には連絡をするようにしていかなければと思い直しました。
周囲の人は応援してくれていてもエントツが立っていることや、陶芸窯の焼成について、それなりに不安に思っていたり、心配していたりするものです。今回も作家さんよりも先に近所の人が見つけたということは、それだけ周囲の人が常日頃エントツを見ているということでしょう。
陶芸窯は、何も知らない人からすれば、怖い、恐ろしい、火事になるのでは、何時間も火を使うのか、爆発するのではないか、そんな不安と心配をもたれてしまう機材です。そんな機材の設置ですから、今後とも注意して工事をしていこうと決意を新たにいたしました。
周囲の人は応援してくれていてもエントツが立っていることや、陶芸窯の焼成について、それなりに不安に思っていたり、心配していたりするものです。今回も作家さんよりも先に近所の人が見つけたということは、それだけ周囲の人が常日頃エントツを見ているということでしょう。
陶芸窯は、何も知らない人からすれば、怖い、恐ろしい、火事になるのでは、何時間も火を使うのか、爆発するのではないか、そんな不安と心配をもたれてしまう機材です。そんな機材の設置ですから、今後とも注意して工事をしていこうと決意を新たにいたしました。
これまでもいろいろな工夫をしてきましたが、一周回って修行した大沢ガス炉商会のやり方が及第点で、それを上回るにはステンレスワイヤーなどになったということですね。
(こんな感じでやっちゃいます)