先週、生涯学習センターの講座で、本焼の窯詰めをしました。
それは、将来このなかの一人でも自分で窯を持つことがあるかもしれないからですし、またなるべく広範囲の作業を体験して、陶芸に対する理解を実地で深めてもらいたいからです。
棚板や、ツクはわたしがサンダーでゴミや釉薬を擂り落として、アルミナを塗ってもらいます。また窯詰めの前には、窯の中、周囲を掃除機を使って掃除してもらいます。棚板の管理なども、こうした作業の中で自然と覚えていけばいいと思います。
とにかく、陶芸家と名乗る人でも、なかなか焼成の体験というのは偏りがちになってしまいます。薪の窯でも、自分で窯詰めして焚くのと、焚き手として手伝うだけでは身につくものが違いますし、自分が使用する薪と合わない窯を造ってしまう人がいたり、以前も書きましたが、電気窯をばかにしたり、いろんな方がいます。
そんな複雑な陶芸の焼成工程ですが、電気炉酸化、という条件のみですが、自ら窯詰め、窯出しをしてもらうというのが大切だと思っています。
何の土にどんな釉薬をどう掛けて、どうなった、という記録を沢山の受講生がしてくれています。自然と新しく入講した人もそうするようになり、いい連鎖を生んでいます。
そろそろ、課外のイベントの楽焼などを企画しようかな、と考えています。
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