2008年12月12日

ロクロの次に重要な道具


ロクロの次によく使う、アトリエの機械といえば、わたしの場合、ミキサーです。(土練機もよく使いますが、土だけで応用がありませんので却下)

独立したてのころ、ホームセンターで1980円で購入して、もう3年以上になりますが、本当によく使います。

CMCをつくるときは、水を8分目にカレースプーン2杯、と分量も決めています。だいたい3分ぐらい攪拌すればできてしまいます。

わたしのところには、引き取ってきた、いただきものの釉薬がかなりあるのですが、市販のものでも、沈殿して使いにくいものがあります。そういう釉薬には、比重と容量から計算してベントナイトをいれることがあります。

ベントナイトを添加するときも、釉液にそのまま、ではなかなか溶けずに時間がかかってしかたありませんから、ミキサーで水と攪拌しながら(ボーリング工事屋みたいですね)釉薬のバケツに入れていきます。

余談ですが、沈殿する釉薬にロープをレンガで沈めるとか、馬鹿馬鹿しいことをしないで、ベントナイトをいれることをお勧めします。素木洋一さんの本などで調べれば、使用量などがわかると思います。


またこちらの記事を参考にしていただければ幸いです。


5月17日 液状の釉薬や長石を使って調合するには
http://inoueseiji.sblo.jp/article/15005024.html



ほかにも、300〜500ccぐらいの釉薬をテストでつくるときや、既存の釉薬に、何かを添加してテストをするときなども、ミキサーで攪拌しています。そのほうが確実な気がするからです。500ccぐらいの釉液を乳鉢などで均一に混ぜ合わせるのは骨がおれます。

また、先日は横着してドベまでミキサーでつくってしましました。削りかすの完全に乾燥したものに水を入れて、量を加減しながら攪拌すると、意外なことに、クリーミーで、とっても均一なドベができました。空気が混ぜ込まれていつもよりクリーミーなのでしょうか?

まあでも、ミキサーのブレードにはあんまり良くなさそうですね。

ミキサーで釉薬を攪拌する姿は、あんまり人に見せると、陶芸家に対する理想や夢を壊してしまうかもしれませんね。

みなさんも、なにか便利な道具があったら教えてくださいね。






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posted by inoueseiji at 20:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 道具や材料に関すること
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