2009年10月16日

一酸化炭素中毒による死亡事故


茨城県で陶芸窯の焼成をしていた3人の方が一酸化中毒になり、二人が意識不明、一人が亡くなったという報道が、今ありました。仕事を中断して書いています。

ガス窯で事故が起こることはありますが、もっとも痛ましいのは、この一酸化炭素中毒です。

窯の製造や販売にかかわるものとして、陶芸家として、もう一度、以前の記事からこの一酸化炭素中毒について書いておきます。


ガスの話 2008年8月25日
http://inoueseiji.sblo.jp/article/18365242.html


◆以下記事より抜粋して加筆


陶芸窯で使用するバーナーの燃焼に必要な、酸素の量は、

プロパンガスで約24倍、ブタンガスで約31倍を必要とします。

 (酸素量です。空気ならばさらにこの5倍必要)

 ※これには人間の呼吸の分は含まれません。

必ず換気をし、新鮮な空気が入るようにしてください。
 
 
一酸化炭素中毒の経験者の話によると、意識の喪失は、じわじわというよりも突然くるそうです。

山小屋で一斗缶で焚き火を4人で囲んでいたら、一人が突然倒れ、大丈夫かと声をかけた二人目も倒れ、窓に向かう途中に三人目が倒れ、四人目が窓を開けてどうにか全員助かった、という話がガスの本に載っていました。

最初の一人に聞くと、突然のことで、自分が倒れたことは、まったくわからなかったそうです。このように症状があらわれるのは突然で、個人差もあるようです。

冬に鍋パーティーで忘年会していても、部屋の換気が悪いとぼーっとなることがあります。小さな卓上コンロと、数人の人間でもそういうことが起こりえるということです。ましてやガス窯の焼成は、一般家庭の一月分のガス使用量を超える量を、一回の窯焚きで燃焼させます。

とてつもない量の空気を必要とするのです。


とにかく仕事場にガス窯がある人は、換気には気をつけてください。





亡くなった方のご冥福と、お二人の回復をお祈りします。

また、これまで以上に、購入・運用者には、こうした説明を詳しくしていきます。






posted by inoueseiji at 18:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | 窯と焼成に関すること
この記事へのコメント
outlookexpress6keygencrack,Bluestacks070722テ」ニ陳敕」ニ陳シテ」窶堋ソテ」ニ停禿」ニ陳ォ
Posted by alecber at 2022年12月29日 14:35
psimテ」窶堋キテ」ニ椎クテ」ニ陳・テ」ニ陳ャテ」ニ陳シテ」窶堋ソテ」ニ陳シ2013テ」ニ停ぎテ」窶堋ヲテ」ニ陳ウテ」ニ陳ュテ」ニ陳シテ」ニ停ーテ」窶堋ッテ」ニ陳ゥテ」ニ槌津」窶堋ッ,htmlexecutable46keygendownload
Posted by anocla at 2022年12月29日 19:46
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/32962317
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック

あなたのクリックでオジサン泣いちゃいます→ にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ