2013年04月24日

シッタのはなし


電動ロクロで成形したあとの削り、みんさんはどうしていますか。

作品の高台を削るには、いくつかの方法がありますが、同じ土で作ったシッタ(湿台)を使用することが多いのではないでしょうか。わたしは手ロクロでヘラ削りすることも多いのですが、普通はシッタを使用することが多いでしょう。

シッタを利用する利点はいろいろありますが、ロクロの上に直接のせて削るのとは違い、器の口縁をいためないこと、作業が早いことがその理由でしょうね。

生シッタは同じ土を使って作るシッタで、それぞれの器に合うように作ります。そのまま乾燥してしまう場合と、乾燥させないようにする場合があります。

また、シッタを素焼して、使用する際に粘土をつけて形を合わせるやりかたもあります。この素焼のシッタの場合は、使用前に十分に水につけておくことが重要ですね。

削るものにあわせて、数種類つくることが多いシッタですが、量産の仕事場だと、ひとつの器にひとつのシッタというところもあるようです。たしかに急須の蓋や徳利など、専用のシッタがあったほうがいいものです。

特に細かいものはシッタできちんと固定していないと、きれいに削ることができません。ロクロの技術のなかに、この削りの技術も含まれているんですね。





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posted by inoueseiji at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作陶に関すること
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