電動ロクロは最初に誰に習うかでかなり変わると思います。
これは自動車学校によって卒業生の事故率などが違うのにちょっと似ているような気がします(笑)。
だからちゃんと教えましょう。
ロクロが出来るということと、良いものがロクロで出来る、は別です。
むかしのことですが、男性にはロクロをちゃんと教えない(独立されるから)みたいな人がホントにいて驚いたものです。いやいや、そんな技術持ってないでしょ!
まぁ裏で生徒が窯屋のロクロ動画観ているというのも微笑ましいですが。
下手な人ほど教えたがるっていうのもありますけど(←俺か!)。
そもそも、まともな人間はYouTubeなんかしない、というのがわたしの持論です。
だからわたしもまともではありません(笑)。
もちろん現場の様子を取引先に見せるためとか、子供の運動会の記録用としてYouTubeにアップロードすることは誰にでもあるでしょう。
ただ、リアルの世界で仕事を評価され、充実した人生を歩いている人は、絶対にYouTuberにはならないと思います。それは昨今の芸能人YouTuberを見ていれば納得でしょう。
視聴者はそれを意識しておいてください(笑)。
子供のなりたい職業一位がYouTuberとかヤバいでしょ。
子供のなりたい職業一位がYouTuberとかヤバいでしょ。
最初の頃、ある程度の数の動画を撮りだめして一気に公開にしていました。
実はそれなりにビビッていて、コツコツと出していくとなにがしかの圧力があるのではないかと危惧していたのです。
でも、全然そんなこともなく。
…逆にヤバいと思いました。
昭和の大物がいた時代なら、わたしは消されるか、村八分か、取り込まれるか、その何れかだったでしょうが、もうそんなパワーがやきもの業界にはないし、この人っていう大将もいないみたいです。
バブルな時期に外車を乗り回していた大先生も(無名な人でもベンツとか乗ってたよね)、いまは国産車の車検代に事欠くような状況なのでしょう。
ある意味、この動画とあと数本の「自分の中ではヤバいネタ」が意外とスルーされ、しかも高評価だったので、もっと率先して発信しなければならないと考えるようになりました。
当初は言いたいことだけ言ったら、やきものの世界から消えてもいいやと思っていたんですけど。
基本作家さんは自分のことしか考えませんが、やきものの教育に関わる人間もそういう人が多いから困ったものです。
准教授で作家でございやすとか一番最悪ですわ(←敵作ってるゾ)。
自分よりも優れた人間を育てたかどうかが、その指導者の能力を評価する方法だとわたしは思います。愛と青春の旅立ちのラストシーンでいえば、自分が敬礼するに値する士官を、自分の手で育てるのが鬼軍曹の役割です。
(おかげで少尉になったばい!)
窯とロクロはしっかりと教えましょう。
あとは勝手に独学する環境が整いつつありますからね。