陶芸界を盛り上げるといわれていましたが、経験値の少ない窯の発信で何が盛り上がるのでしょうか。
自分の発信の不足情報を善意で補足した、プロとの約束を反故にすることが陶芸界を盛り上げることにつながるとは思えません。
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※話は相変わらず長いので音声入力して編集してみました!
先日ですねかなり長い動画を出しましたが、結果としてはあれぐらい長い話をしても良かったなと思っています。
どうしても陶磁器製造というのは工程が長いし、多い。それから、なかなか数値化できない部分もあるということで、その前後の作業との兼ね合いを説明した方がいいのかなという思いがあったので。まぁ実際は1時間近く話してるんですがちょっと編集したりして40分ちょっとのものになりましたね。
電動ロクロの説明の動画であるとか、菊練りの方法などを、これまでも動画で紹介しています。
しかし、やはり技術というものは、そんなに短い動画では説明ができないと思ってましたし、その考えで長めの動画を数本あげて見た人はうまくいっているようなので、求める人によっては、しっかりと長い時間の動画があってもいいのかなと思いました。
もちろん、わかりやすさっていうのは非常に重要で、あまりにも文章が多いホームページとかですね、ブログは敬遠されるっていうのは友人からも指摘はされてるんですが。
分かりやすさだけで進んでしまうと、じつは納得してないのに何かを購入してしまうとか、本来やらないほうがいいことに時間を費やしてしまうようなことにもなるので、文章や動画の長さというのは、もう一つのフィルターかなと思います。
文章を読むのはもうめんどくさいとか、長い動画を見るのはもう面倒くさいということであれば、到達できるレベルというのは非常に低くなってしまうかもしれません。
どんどん前に出て発信するのが僕の役目だと思いますので、あえて嫌なこともいっぱい言うんですけど、それはいろんなプロの業者さんが皆さん同じこと言うからなんです。
みなさん仰るのは、最近の人は全く本を読んでいない、ってみなさん嘆かれますね。専門的な知識を専門的な本や情報源で身につけようという努力をしてる人がほとんどいない。失敗したくないから答えが先に欲しいという人が多いのかな。もったいないと思います。
例えば透明の釉薬の調合の代表的なパターンを知らない人と知っている人では、こちら側の話す内容も変わりますよね。茶陶を目指しているの方であれば重要文化財とか、大名物とかになってる茶碗のことについて、せめて名前と写真ぐらいは見とかないと、これもその世界では通じませんもんね。そんな例は結構あるかと思います。
自分は窯なんですけど陶芸窯について、ご自身が使うものに関してはちゃんと理解していただくというか。窯にはどんな種類があって自分が使ってるのはどういうものだということですね。その役に立つ発信を続けていきたいと考えています。