2013年10月03日

人面墨書土器をつくろう

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子どもたちに作り方を指導しているところです。




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2013年09月05日

陶芸メルマガ200号


今日配信される号で200号になります。
ここまで続くとは思っていませんでした。感無量です。

また300号目指してがんばりたいと思います。

フリーカップのプレゼント企画やっています。
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2013年09月02日

陶画糊の思い出



ラテックスとか、マスキングなんちゃら、とか洒落た名前で呼ばれることもあるのですが、中身はいっしょみたいです。というかアンモニア臭がするのであれば、間違いなくいっしょです。

 


★陶産地では「ゴムのり」と、実もフタもない呼ばれかたをされていたりもします。

どれが正しい呼び方かというと、陶芸の世界では陶画糊などでしょうが、工業の世界では、「ラテックス」のようですね。様々な用途に使用されています。

「ラテックスゴム」とは、ゴムの木から採取した樹液を精製してゴム分60%・水分40%の状態にし、ゴム分子を活性維持させるためアンモニアを加えた溶液のことをいいます。

要するに、防腐と固まりにくくするためにアンモニアをいれている液体ゴムはラテックスというようですね。それ以外は固めた状態で輸入しているようです。


★その液体のラテックス、黒いドラム缶に詰められて海を渡ってきます。

天然ゴムの生産地域は、東南アジア、アフリカ、中南米など赤道を挟んで南・北緯15度圏を中心とする高温多湿な地域です。

主要な生産国は、タイ、インドネシア、マレーシアの3ヶ国で世界の生産量の約75%を占めています。

日本はタイからの輸入量が総輸入量の約8割を占めているそうです。またインドネシア、マレーシアの三カ国でほぼ100%近くに達しているようですね。


★かつて陶磁器絵具店に隠密裏に働いていたとき、陶画糊の瓶詰めをしました。

ある日、店にドラム缶が届きました。

なんで陶磁器絵具店にドラム缶が・・・? と思っていると、

「さ、イノウエくん、詰め替えるで。」

「これ、何ですか?」

「陶画糊やて。」

思わず眩暈をおぼえます。
フタを開けると確かに、ぷ〜んとアンモニア臭がします。

ドラム缶を傾けるラックを使いながら、あちこちゴム液を服に散らせて半日がかりでポリタンク十数個(うろ覚え、数個かも)に分けました。

それから、陶画糊はなぜかお店の二階で消費されたキリンビールの小瓶に小分けされて、(たまにバドワイザーの瓶になる)ラベルを貼られ、コルク栓をして売られています。

コルク栓をするあたり、かなりワイナリーな雰囲気が漂ったり・・・・・・・・は、しませんでした。


★先ほど、絵具屋さんに電話して聞いてみました。

おおよそ、店だしは1年間に1〜1.5缶というところらしいです。
つまり、かつてのわたしは、陶芸の世界の一年分をさばいたということになります。思い出しても、あんなに一年で消費されるなんて驚きます。

もちろん、ほかの商社系の陶芸材料屋さんが、独自にラテックスを小分けして販売しているかもしれませんが、それでも同じぐらいでしょう。

つまり、わたしの予想では、一年間に日本の陶芸で消費されるラテックスは、たったドラム缶2本分ぐらいではないでしょうか。

天然ゴムのほとんどはタイヤ・チューブになるそうですから、ドラム缶2本がいかに微々たるものか分かっていただけるでしょうか。

というか、最初に陶芸の世界で使った人は誰でしょう?


★陶画糊の使い方ですが、このゴム液は空気に触れると固まっていきます。

そのため、筆が一本だと、すぐにだめになってしまいます。二本の筆で交代に使用するといいと思います。

陶画糊は水性ですから、筆は水で洗えます。それだけだとまだ足りませんので、水に洗剤を溶かしてください。容器に、水と洗濯洗剤を少々いれて、使わないほうの筆を漬けておきます。

陶画糊はいろいろな面に塗ることができます。しかし、あまり表面の凹凸が細かい場合、完全には取れなくなりますので注意してください。

基本的には釉薬を塗った上に、という使い方がいいと思います。素焼きの素地に直接塗る場合は、細かい土や磁器の場合だけにしたほうがいいでしょう。


★塗るというより、液をおいていくという感覚で使用してください。

ある程度乾いて(それでも表面はベトつく)から、次の釉薬なり、絵付けなりをしていきます。撥水の役目を終えたら、ゴムの膜を針状のものでひっかけてめくり、はがしていきます。

ちなみにわたしは、このはがすのが非常に好きな作業です。

はがし忘れると、窯の中で燃えるときに釉薬の膜を巻き添えにして、非常にきたなく焼きあがります。これはかなりションボリしてしまいます。お気をつけください。(経験者)

陶画糊は瀬戸の梶田さんでどうぞ。  http://kajita-enogu.com/




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2013年06月26日

楽焼でお迎え


今月の初めに、姫路から大学の同期、A君家族が遊びにきてくれました。

そんな嬉しい時には楽焼をするようにしているわたしです。時間があれば作るところからやってもらうんですが、今回は予定も一杯の一泊二日、焼成だけを体験してもらうようにしました。

A君には薬かけと焼成をやってもらいました。素地は前日に素焼きしておいたぐいのみ。楽釉薬は白と黒の二種類を用意しました。みんなで博多観光をして戻った夕方、アトリエに案内して手順を説明します。だいたいのイメージが伝わったところで、火を入れておいた自作の楽焼窯の様子をチェック。炭を足したりしておきます。

薬の説明をし、窯の炎でどう変化するのか想像してもらいながら、薬を塗ってもらいました。掛け分け風にしてみたり、重ねてみたりと試行錯誤のA君です。

塗り終わったらドライヤーで強制乾燥。釉薬の水分を飛ばします。この辺がイノウエ流。そうこうしているうちに窯の方も準備が整ったようです。窯は七輪を立派にしたようなレンガ製の自作窯。蓋の隙間から中をうかがうと、もう炎は十分です。

まずはわたしのぐいのみから入れてみます。吸気口の部分から団扇でゆっくり空気を送り込みます。これもイノウエ流です。ドライヤーで送風すると一部分だけ温度が上がってしまうし、なかの熱気も吹き飛んでしまうので使用しません。団扇、これがベストです。まあ窯の構造もあるんですけどね。

十五分ほどで真っ赤に焼きあがったぐいのみ。ハサミで取り出してカンナ屑を入れた植木鉢に入れます。するとボッと炎が上がるので、棚板で蓋をして強制還元状態に。このままなるべく低い温度になるまで冷まします。アメリカン楽の技法ですかね。ルーツは定かではありません。上手くいくと釉薬によってはラスターな雰囲気になることもあります。普通の白薬でも貫入が黒くなって、いい感じです。

さてA君です。ぐいのみを二つ塗ってもらいました。一つづつ焼いていきます。
窯に入れたら団扇でパタパタ。蓋の穴から中をうかがいつつ、慎重に焼成していきます。真っ赤になったら頃合です。ハサミで取り出し、カンナ屑で還元させます。慣れない作業も順調にこなし、二つのぐいのみを焼き上げたA君、かなり喜んでくれました。そのまま宴会に突入したのは言うまでもありません。自分で焼いたぐいのみで呑むと、酒が美味い!ふたりでいい酒を呑みました。

大切な人が来たときには、こんなおもてなしも陶芸家っぽくていいかもしれま
せん。おすすめです。



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2013年06月03日

上園遺跡現地説明会

今日は須恵器生産工人集落の現地説明会がありました。

この遺跡は6世紀中ごろから後半の集落で、須恵器生産関連遺物(焼き歪んだ土器・焼成不良土器など)や粘土を貯蔵・保管していた竪穴住居・土抗、ロクロピット、工房と考えられる建物などが確認されています。複数の窯跡からも近く、これはかなり貴重な遺跡です。

わたしの家から歩いて5分ほどのところです。

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2013年04月21日

陶芸界にもある危険な物質


わたしは30を過ぎてから、釉薬の調合の勉強のために化学記号やゼーゲル式を勉強しなおしました。そして、いかに美術系だった自分が化学的な素養がないのか思い知ることになりました。

いまでも、なるべく化学の本を読むように心がけています。
しかし、日本人の書いた本は、つまらなくて難しいものが多く、わたしにはとっつきにくくてダメです。(個人の感想です)

そのため、欧米の化学者が一般の人向けに書いたものを読むことが多いです。

海外で出版されて翻訳されているということは、どんなジャンルの本でも、そこそこベストセラーになった本であるため、かえって国内のものよりもわかりやすかったりします。

先日読んだ本、シュワルツ博士の著作のなかで、若きネイサン・ゾナー氏の調査に大変驚愕しました。

それはちょっと難しいですが、ジハイドロゲンモノオキサイドについての調査で、酸性雨の主成分で、末期癌患者の腫瘍にも含まれ、吸い込むと死亡するおそれがあるため、使用を中止するべきだ、というものです。

ネイサン・ゾナー氏のもとには政府への嘆願の署名が多数寄せられたとか。

わたしも初めて聞くものでしたので、いろいろと調べましたら、陶芸の世界でもかなりの分量が使用されていました。釉薬には相当量が含まれています。
しかも作陶時に皮膚に浸透することまでわかりました。これはまずい。



「そのジハイドロゲンモノオキサイドとは一体何?」

そう思っているあなた、わたしと同じであまり化学の素養がありませんね?

ジハイドロゲンモノオキサイド、日本語に訳すと、二つの水素とひとつの酸素、はいそう、H2Oです。


ただの「水」です。








・・・悔しいでしょう。




でもね。

わたしも、ものすごく悔しかったですよ。
(図書館の本なので引き裂くのを思いとどまりました)


・・・ったく、理系のイタズラはタチが悪い。
(ひとつもウソじゃないのが余計腹立たしい)



どうせ、わたしは生物しか履修しませんでした、はいはい。



・・・ちっ。






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2013年04月20日

陶芸関連の本


先日久しぶりに福岡市の中心、天神にいってきました。駅の近くに大きな書店があり、そこへ行くのが目的です。その書店は広いフロアの1階から4階まで、本で埋め尽くされています。

わたしのお目当ては陶芸関連の本。なにか新しいものはないかと探しに行ったのです。陶芸関連のコーナーは以前とは少し場所も変わり、量も少なくなっていたように感じました。それとは逆に面積が増えていたのが骨董に関するコーナー。今はつくる人よりも買う人の方が多いのでしょうか。

雑誌で連載されていたコーナーがそのまま一冊になったというような本が意外と多く、いまいち触手が伸びません。文字が中心の専門書にいたっては十数年前とラインナップはそう変わらず、新たな書き手もいないようです。

いつも言ったり書いたりしていることですが、陶芸をするには制作に入る前段階で単純に知っているかどうかという知識や方法論がたくさんあり、それらをしっかりと伝えている本が少ない気がします。

たとえば釉薬の濃度管理であったり、織部の渋抜きだったり、撥水剤などの溶剤、原料や顔料のことなどきちんと説明している本は相変わらず少ないようでした。

そんな中、小銭もあったので「ロクロがいらない陶芸」(阿部出版)という本を買ってみました。以前から立ち読みしていたのですが、内容がなかなか面白かったので購入してしまいました。どちらかというと日本の伝統技法ではなくて、欧米などで採用されている技法の紹介という感じの本です。

わたしは自分で制作するだけではなく、教えてもいるので、そういう本から指導のヒントをもらうこともよくあります。今回の本では土の表情を探るなど面白い技法が多く載っていましたので、参考にしてみたいと思います。

また、手持ちの本で最近読み返して面白かったのは「磁器の制作」野中春甫著(理工学社)でした。これは陶芸家が書いた本ですが、著者自身の経験や技法などが情熱をもって書かれており、あらためて大変参考になりました。

技法を次の世代に伝えようとする姿勢で書かれている本は案外と少なく、これは良書のひとつだといえるでしょう。特に磁器だけではなく陶芸をやっている人全般にお勧めです。

同じような本では「色絵の陶芸」浜本玄著(理工学社)もあります。これは上絵をやってみたい方には最良の本です。


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posted by inoueseiji at 19:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2013年04月15日

ブログの公開範囲の変更と今後について

 
ブログの公開範囲の変更と今後についてですが、
一度非公開にしておいた記事も、あらためて公開にしました。

過去は過去のログとして残して公開しておこうと考えなおしました。

今後ともよろしくお願いいたします。


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posted by inoueseiji at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2012年12月27日

個展は無事に終了しました。

個展「たのしい器」は無事に終了しました。

ご高覧いただいたみなさま、お買い上げいただいたみなさま、
誠にありがとうございました。

これからも更なる精進をしてまいります。
どうかよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。



posted by inoueseiji at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2012年12月13日

個展開催のお知らせ

井上誠司 作陶展 たのしい器

12月18日〜23日

福岡市新天町 ギャラリーSELにて
open11:00〜19:00(最終日17:00)

RIMG2704.JPG



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2012年03月12日

陶磁器フェアに出展します


わたしの窯のお仕事、ふくおか陶芸窯で出展する、陶磁器フェアin福岡2012もいよいよ来週に迫ってきました。
搬入の準備や、ブースで展示する資料や名刺など、着々と用意はすすんでいます。

会場ではさまざまな方との出会いがあるかと思います。
どんな質問にも答えられるようにがんばりたいと思っています。




posted by inoueseiji at 12:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2012年02月27日

陶磁器フェアに出展します


ふくおか陶芸窯として、陶磁器フェアin福岡2012に出展します。

来る3月21日から25日までの五日間です。


posted by inoueseiji at 11:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2011年12月21日

野焼き

RIMG1115.JPG

小学校での野焼きの授業、今年は土笛です。
晴天にも恵まれ、大成功でした。
posted by inoueseiji at 17:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2011年11月05日

野焼きのテスト

 
seiji_inoue / 井上誠司
今日は小学校での野焼き授業のためのテスト焼成をしましたよ。ほのぼのとした音色の土笛ができました。来月の本番もスタッフ一同がんばりま〜す。 at 11/04 20:58

 
小学校での野焼き2回目。
今回は、土笛をつくります。来月の予定です。

弥生時代の出土品があるそうですが、いったい笛の起源はなんなんでしょうね。
ちょっと調べてみたいところです。


posted by inoueseiji at 11:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2011年10月19日

美濃の陶片


古い陶片をみながら、いろいろとやきもの談義。

s_RIMG0867.jpg

先日は熊本の同期の方のところへ、窯の仕事がらみで伺いました。
志野をつくっている方で、たくさんの陶片をみせてもらいました。

織部の陶片もあり、かなり参考になりましたよ。

今度は陶片を肴に一杯やりたいものです。

posted by inoueseiji at 11:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2011年10月15日

たばこは嗜むもの

 
seiji_inoue / 井上誠司
わたしの行きつけの煙草屋さん。すごいですよ。世界中のあらゆる銘柄があります。http://t.co/DbJuz9du  at 10/03 13:38

 
ものづくりの人って、喫煙率高いですよね。
でも吸うんじゃなくて、嗜むようにしたいものです。

歩きながらとか言語同断、ゆっくりした時間に座って嗜むのがいいのです。
posted by inoueseiji at 14:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2011年10月14日

窯の修理


0.2m3の窯の修理をしていますが、今日は雨でお休みです。
バーナーのオーバーホールをしようと思います。

それにしても近所の人は何をやっているかと思っているでしょうね。


posted by inoueseiji at 13:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2011年09月22日

窯の仕事のこと


わたしの仕事は、陶芸に関する全般にわたり、つくること、教えること、窯な
どの製品を販売すること、その焼成指導をすることにまでおよんでいます。

ニッチな仕事ではありますが、それなりにお客さんもついてきて、窯の仕事は
順調に伸びているとも思えます。

わたしがこれまでやってきた仕事や、経験したこと、もちろん陶芸の世界だけ
ではなくですが、それらを全て活かせるのは窯の仕事になるのかもしれません。

これまで道路に面した自宅の敷地で、窯の修理や溶接などをやっていて、けっ
こうご近所からは怪訝な目で見られていたようで(笑)、それではいけないと、
家族会議の結果、窯の仕事の、ふくおか陶芸窯の看板を出そうということにな
りました。

わたしの家の前はバス通りでもあり、交通量も多いのですが、看板を出してお
かないと、溶接していたりしても、いったい何をやっているのかわからないの
は当然でしょう。

訓練校の時代から、人のやらないことを、と進んできました。その結果が、い
まの自分の仕事の状態だと思います。つくることも好きですが、窯の仕事も好
きです。さまざまな場所に赴いて、窯を設置し、使ってくださる人の不安や心
配を取り除いていくのが、とても好きなんです。

結局はものづくりをする人間はそういう喜びで動いているのでしょうから、こ
れを読んで下さっているあなたも、同じような気持ちをお持ちだと思います。

これまで、屋号の小さな陶器の看板は外に置いていましたが、今度は本当に会
社のように看板を出すのです。実際には1年以上悩みました。しかし、これで
よかったと思います。

幸い、友人がそういう仕事もしているので、相談しながらデザインなどを決め
ていこうと考えています。いざ看板を立てるとなると、どういう色がいいのか、
書体はどうするのかなど、考えることだらけで、街を歩いても看板ばかりに目
が行ってしまいます。。

看板の設置は、まだまだこれからのことなので、一月二月かかるかと思います
が、また完成したらふくおか陶芸窯のHPで紹介したいと思います。

posted by inoueseiji at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中

2011年07月20日

あしなが育英会に寄付


個展の作品のなかで、わたしが土から採取してきた、
楽焼のぐい呑みシリーズがありました。

これらの売り上げは、あしなが育英会に寄付することを会場でうたっており、
たくさんの方からご理解をいただきました。

その売り上げ、28800円ですが、本日無事送金することができました。

牛頸山の楽焼ぐい呑みシリーズを購入してくださったみなさん、
本当にありがとうございました。

義捐金の送付先については、個展前にもいろいろと迷っていて、下手すると、
被災者の方までとどかなかったりしそうだし、困っていました。

そんな時、テレビで遺児の子どもたちのニュースを見て、胸を打たれました。

自分にも子どもがいます。子を残した親の無念、残された子の悲しみを思うと、
言葉もありません。

小額ですが、これからも息の長い支援ができたらいいと思います。
ネット上で、単発の寄付、500円からできます。


あしなが育英会
http://www.ashinaga.org/














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2011年07月19日

個展が終わったら


個展が終わったら、これをやろうというのがみなさんにもあるかと思いますが・・・。

わたしは数年前から、個展が終わったらこれを読むぞ、という本があって、それが何かというと、

メルヴィルの「白鯨」というお話です。

読んだら、かなり自慢になるという長編ですが、何年たってもまだ本棚にそのままです。
どうも今年も読まずに夏が終わりそうです。


posted by inoueseiji at 20:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | イノウエセイジの頭の中