100Vの電気炉でたくさんの方が「やきもの」に開眼されて(笑)、うれしいご報告をいくつもいただいております。
その中に2例、最高温度に達しないという事例がありました。
それぞれ解決する方向にむかい、無事に焼成されていますが、それについての動画を、お客様の許可をいただいた写真も使って紹介しています。
家庭のコンセントで使用できるのは1500Wまでです。
100X×15A=1500W ということですね。
★以下お客様の変更した焼成プログラムです。
変更点
・設置場所 ガレージのコンセントから母屋の外壁のコンセントへ移動させた
・プログラムの内容を変更
以前 600℃(4h)ー>950℃(6h)−>1245℃(6h)−>1245℃keep(2h)
今回 600℃(4h)−>950℃(7h)−>1245℃(8h)−>1245℃keep(2h)
・30A−>40Aに変更
以上3点を変更してみました。
経過は、今迄は、ステップ4迄すべて終了した時点で1190℃くらいまでしか上がらなかったが、ステップ3を終わった時点で1220℃迄上昇し、ステップ4(1245keep)終了時1235℃迄上がりました。
★これにより無事にゼーゲルコーンの8番が倒れました。
設定温度を1250℃にすることと、カロリーが1250℃になることはイコールではありません。
それを知るにはゼーゲルコーンや色見のテストピースなどを使用して、把握する必要があります。目的は作品を焼成することで温度計の数値だけではないということですね。
どのような燃料、サイズの窯でも、この同じアプローチと考え方が必要になります。
「温度計の数字」で焚くと釉薬によっては流れ過ぎたり、トラブルになることもあります。
posted by inoueseiji at 05:26
|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
イノウエセイジの頭の中